快楽堕ち変態性奴隷(BL小説/エロ小説)
快感の嬉しさに震え


床に立てひざをついて上半身をうつ伏せ、腰を高く突き出すような格好をとる。
こんな恥ずかしい姿も今では何てこと無い。ただの儀式みたいなものだ。
片方の手で尻を割り開いてアナルを曝すと、もう片方のソープで濡れた手を添えて皺をなぞる様に解していく。

「はぁ……ん…ぅっ………」

油分を含んだソープで濡れた指は意図も容易く中心を広げて、中へと潜り込んでいく。
ヌチュヌチュと音を響かせながら抜き差しを繰り返し、バイブが入るまでに解れると指をアナルから抜きバイブを宛がった。

――ズチュッ…
淫音を響かせながらバイブを飲み込んでいく。指では届く事の無い場所をバイブが擦り上げると体は快感の嬉しさに震え始めてくる。
ゆっくりと挿入して半分ほど体内に埋まると、また先端まで引き抜いていく。

昨日の刺激を思い出す…。泣きながら排泄をしていた時の感覚を――
大量の水分を含んでいたせいでこれほどの硬質は無いけれど、それに似たような感覚が下半身に走ってくる。
永井は俺の曝した醜態をうっとりと恍惚な表情を浮かべながら、ずっと見つめていた。
見つめて……自分のペニスを勃起させていた。
それは普段よりも硬化していて、抱かれた時にはいつも以上に快感へと落ちていた。


あの肉の硬さを、熱さを……体が求めていた。
硬さはあるけれどこんな無機質で、熱さのないものじゃなくて。


俺の体が――永井の体を欲していた。


「アアッ……ひっ……ぃぃ…は、ひぃ……」

ゆっくりだったバイブでの抜き差しが、体に篭る熱と共に早くなっていく。
勃起したペニスは腹に付きそうなぐらいに猛り、尿道口から白濁交じりの先走りを糸を引きながら床を濡らしていた。
「ヒッ……あ、ハァッ…イクッ!…―――――くぅッ!!」


浴室中に響き渡る絶叫を上げると下肢を痙攣させながら、床に精液を迸らせた。
快感の余韻に体が震えている。まだ足りないとさえも思うほどだった。
上がる息を整えながら床に撒かれた精液を見ると、ある事を頭の中に思っていた。



契約愛人なんかじゃなくていい…。ただの……永井の性玩具で…。
あの人だけが――俺の身も心も溶けるような快感へと導いてくれる……。

早く――夜が来て欲しい……。

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