快楽堕ち変態性奴隷(BL小説/エロ小説)
イかせてくださいッ


――ヌブッ…ズチュッ…
何度も聞いた永井と繋がっている音が鼓膜に響いてくる。
それだけじゃない、自分の喘ぎと永井の喘ぎも。
痛感と快感は紙一重。何度もアナルを永井のペニスが出入りしていくうちに、痛みが快感へと摩り替わっていく。
硬化した亀頭が前立腺を擦っていくうちに、俺のペニスも血管を浮き立たせながらヒクヒクと脈動をしていった。

「ああっ!……お願いです…前を……ぃぃっ…」
「んっ?…前が何だって……私に分かるように言いなさい」
「っぅ……お願いです、永井さんの手で俺のペニスを擦ってください…イかせてくださいッ!」

快感への欲望に堪えきれず、喘ぎの嗚咽を漏らしながら懇願する。
こんなのただのセックスなんかじゃない。自我崩壊の快楽。
強制的に排泄をした時に何もかも捨てた俺の最後の場所だった。

「ぅっ…尻だけではイけんか…?」
「ぁぁっ……イけないです……ペニスも触って…ひぃぃッ……」
「まぁいい、徐々に尻だけでイけるようにしてやる」

少しだけ不服そうな口調で言うと、腰を掴んでいた手を前にもって行き天井を仰ぐペニスに掴み変えた。
根元から扱いたかと思うと、亀頭を手のひらで包み込みんで握るように擦ってきた。

「あ、ああーーーッ!……もっと、もっと擦ってください…は、ひぁ…」
「おぉっ…凄く締まる…お前の味を知ったらもう他の奴は抱けんっ」

永井は満足そうに言うと、腰を上下に揺さぶりながらペニスへの刺激を強めていった。



気が付くと、フワフワとクッションのいいベッドの中。
間近に俺以外の気配を感じて横を向くと、永井が鼾を掻きながら隣で眠っていた。

そう言えば……。
あのまま浴室で抱いた後、永井はフラフラする体を起こして寝室に行き、もう一度繋がる事を強いてきた。
俺自身、体に麻薬でも打ったみたいに快感を求め、永井の上に跨って自分から揺らしていた。
それからは……絶頂を迎えると同時に意識を無くしたようで、覚えていない。
気が付いたらこの状態だった。
シャワーを浴びようと体を起こすけれど、節々に鈍痛が走り、ノロノロとしか動けないでいる。
ここまでして悦楽を求めたと思うと、貪欲な欲望に笑うしかなかった。
それだけじゃない。
お互いの精液と汗で汚れているはずの体がスベスベと綺麗になっていて、石鹸の匂いも漂っていた。

「……」

無言のまま永井を見つめる。この鼾を掻いている奴が?まさか……。
でもこの現状をどう把握したらいいのか。

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あきゅろす。
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