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Novel
ばれんたいん・・・・・・古キョン会話短文
 
 
 
 
「・・・古泉、今日お前ん家泊まらせろ」

「今日ですか?」

「・・・都合悪かったか?」

「いえ、大丈夫ですよ。少々急だったもので驚いて。どうしたんですか?」

「・・・・・・別に、理由はない」

「? そうですか」







「・・・んっ・・・ちょ、古泉!ストップ!!」

「・・・市内探索の時間に間に合うように起きればいいでしょう?」

「それはそうなんだが・・・やべ。あと二分で日付変わっちまう」

「日付が変わったら何か不都合でも?」

「ちょっとな・・・俺の鞄どこやったっけ・・・」

「?」

「お、あったあった」

「いきなりどうしたんですか?あ、日付変わっちゃいましたけど」

「古泉・・・これ、やる」

「え。これって・・・」

「うるさい。今日はバレンタインなんだ。好きな奴にチョコやって何が悪い」

「悪いわけないじゃないですか。でもあなたから貰えるとは思っていなかったので・・・ありがとうございます。大事に食べますね」

「・・・ん」

「ところで、どうして日付が変わった直後に渡す必要があったんですか?」

「・・・・・・お前、今日の朝はハルヒ達からチョコ貰うだろ。明日はお前のこと好きな女子から大量に貰うだろうし・・・そんなたくさんの中の一つって思われたくねえからな・・・俺が一番にお前にやりたかっただけだ」

「・・・全くあなたって人は・・・不意打ちでそんなこと言うの、ずるいですよ」

「う、うるさい!お前だっていつも恥ずかしいこと言うじゃねえか!」

「恥ずかしいことなんて言ってません。全て事実ですよ」

「俺も事実を言ったまでだ!」

「そうですか。僕に一番にチョコをあげたかったのは事実なんですよね。ありがとうございます」

「・・・っ!!」

「これで急にうちに泊まらせろなんて言い出した理由がわかりました。・・・あの、顔真っ赤ですよ?」

「・・・お前だって、さっき赤かったろ」

「そりゃあ、あんなに可愛いことを言われたので。

・・・今日はたっぷり可愛がってあげますね? バレンタインデーですし」







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あきゅろす。
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