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お題、ナンパ/坂本
男「ねぇねぇ付き合ってよー」

男2「ほらほら」

『離して下さいよ!』


坂本「おまんら何しゆう?」


『さ、坂本さん』


坂本「聚楽、陸奥のお使いはまだ終わらんがか?迎えに来てしもうだぜよ」


『えっ お使いは終わったよ…坂本さんが?どうして…』


男「てめぇら無視してんじゃねー!」


男2「オイコラ、モジャモジャノッポ!女置いてとっとと失せな」


坂本「 聚楽を置いて?失せる?物騒じゃのう………せいっ」


男&男2「!!」


上げた声と共に 私をバッと抱えて走り出す坂本さん


坂本「あはははは 逃げるが勝ちぜよー」スタコラ


『わわわっ』


男「ほっといていいのか…」

男2「あいつの懐、拳銃があったぜ…関わらねぇほうがいいだろ」

男「まじでか」



━━━


『あ、あの、もう降して…』


坂本「うん、ここまで来たらええじゃろ」ストン


『すみませんね、重かった?』


坂本「いんや?おまん 陸奥より軽いからの、ちゃんと食うちょるんか?」


『う…』


むっちゃんのこと そんなに抱き抱えたりするんだ…なんか モヤモヤする…


坂本「もう帰るんならお茶でもしていかんか?甘味でもご馳走するぜよ」


『い、いや…私 早く戻らなきゃ…坂本さんはごゆっくりなさってよ、どーもありがと…』


これ以上 ヘンなワードを聞きたくなくて 足早に去ろうとした時、手を捕まれた


『えっ…?』


坂本「陸奥を抱えた事ばあるんは 前に巨大宇宙生物に追いかけられた時にアイツが負傷しててな。仕方無く、じゃ。そがな顔 しな」


サングラスの奥の目が 見透かした様に笑った


坂本「ちぃとは…意識してくれとるじゃろか? 聚楽 ?」


『なっ、なっ…』


言葉が宙に舞い 耳まで燃えそうだった


坂本「困らせたかの、悪い悪い」


『べべべつに…困ってないし!助けてくれて、ありがとうございますって 言おうとしただけだよ…』


坂本「あはははは げに 可愛いらしいのう、やっぱりお茶に付き合ーてくれ!」


そう言うと、私の手を引いて歩き出す


『ええええな、なんで…』


坂本「デートじゃデート!久しぶりの地上なんじゃ 良かろ?行くぞー」



彼の時折見せる 涼しい眼差しに翻弄されて
手を引かれるままに フラフラ、クラクラ


嗚呼 むっちゃん ごめんなさい

また連れ回されそうです…


end



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