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虹の放流場
妖怪時計…ケータ&フゥミン、卑猥(店長)
[midnight lip]


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どうしてだろう…
眠れない

昼間、少し昼寝をしてしまったせいだろうか

ケータは薄目を開けて、目覚まし時計を確認する


もう ウィスパーもお馴染みのイビキをかいて
ジバニャンも寝息を立てている

ヒキコウモリは 昨日今日とは妖魔界に居るはずなので気配もしない


なんだか、自分一人が世界から取り残されているような感じがして、
待てども来ない眠気を待ち疲れてしまった


もそりと身体を起こして、さっきテーブルに置いた水の入ったグラスを口に運ぶ

喉を数回鳴らし、これからどうしたものかと溜息をつくと
「眠れないのかぁーい?」

後ろから声がした

ケータ「フゥミン!久しぶりだね!てゆーか…俺が眠くないのって、もしかしてフゥミンが俺に取り憑いてる?」

フゥミン「眠れない波動に導かれて、私は今来たところさ」

ケータ「そっか、てっきりまたフゥミンがさー…」

フゥミン「私が取り憑いてるなら、ウィスパーもジバニャンも 少ぉぅしは影響を受けているはずだろう?」

ケータ「以前もあんまり影響あったようにも見えなかったけど」

フゥミン「細かいそんな事は置いておいて…眠れなくて困っているのかぁい?」

ケータ「うん、明日は小テストがいくつかあるし…」

フゥミン「ふぅん…スッキリとして安眠できるマッサージがあるけど…やってみるかーい?」

ケータ「運動?ヨガ的な?」

フゥミン「リラックス効果やストレス発散効果もあるからねぇ」

ケータ「やるやる!フゥミン、そんな事出来たんだぁ!凄いなぁ」

フゥミン「ウィスパーやジバニャンを起こすものでも無いから 静かにしていておくれよぉ」

ケータ「はーい」

フゥミン「じゃあ、ベッドに入って リラックスして…」

ケータ「うん」

フゥミン「布団は胸位まで掛けていれば良い」

ケータ「うん」

フゥミン「始めるとしようかーい♪」


フゥミンが足元から布団の中へ勢い良くズボッと入って来た

そしてパジャマのズボンをズルズルと脱がせてしまったのだ


ケータ「わっ…ちょ!ちょっと、どうしてズボン脱がすの?」

フゥミン「…服を着たままじゃないとイけないのかぁい?」

ケータ「何を言っているのかわからないよ」

フゥミン「マッサージを始めるから、恥ずかしがらないで」

ケータ「う、そんな事言われても」

フゥミン「人間も妖怪も 雄はみんなこのマッサージが大好きなハズさ♪」


胸元まで掛けた布団で、フゥミンの姿は見えない
だが その台詞に続いて 妙な感覚に襲われる


今度はパンツを下ろされた!と思ったら 何だか陰部が生暖かい

湿り気のある暖かさで包まれて スライムにでも這われているんじゃないだろうかという錯覚に陥る


ケータ「な、何か変だよ…何してるの…」


ゆっくりと布団を捲り上げて フゥミンの行動を目の当たりにする

ケータ「な、何して…!」

ぷは、と声を立ててフゥミンは続ける

フゥミン「マッサージさ、気持ち良いかーい?」

ケータ「そ、そんなトコ…きたな…」


言い終わる前に 激しく何かに撫でつけられる感触がする
フゥミンの口内だと察するに、舌の動きか

ケータ「ちょッッ!フゥ…みッんッ!」


ケータ「ぁ、あ、ぁ!」


フゥミンはお構い無しにマッサージ(?)に専念している

ケータ「なんか、へん、じわじわ…くすぐったいみた…ぃぃぃッッ」


その様子を見て、一層に口内の動きを速めるフゥミン

ケータ「なんか…おしっこ…出そ…だめだめ…フゥミンだめ…ッッ」


顔を真っ赤に上気させて、呆気なく果ててしまった
初めての感覚にのたうつ人間の雄を味わい、彼女は満足そうに喉を鳴らす


フゥミン「ごちそうさま」

ケータ「ゴメン!フゥミン!お、俺…なんか出ちゃ…」

フゥミン「謝らないでいいの、コレは 私にとって糧になる行為」

ケータ「カテ?」

フゥミン「それにケータも気持ち良かったんじゃないのかぁい?」

ケータ「えっ…うんと…よくわかんない…ケド、そうかも…?」

フゥミン「わからない?……なら」


精を飲み干した唇を持ち上げ、ニヤリと 人 ならざる肌色の怪女は笑う

フゥミン「もう一回、シてあげようかぁい?」


ケータの足にグイと押し付ける巨乳
その意味はイマイチ分からないが、何だか 腹の底がムズムズと疼く

気恥ずかしさから 頬の熱は引かないが、また増長する性への興味に抗えない

ケータ「う、うん……じゃあ、も、一回だけ…」

フゥミン「今度こそ静かにしておきなよぉ?」

ケータ「うん…ぁ…ん!」


言ってる側から 吐息が喘ぎに変わる、この幼い雄は若さに任せて旺盛な様だ

とは言え、コレくらいにして措こう
こんなに新鮮でエネルギッシュな熱を口にする楽しみは此れっきりにしてしまうには惜しい

何より メダルを介した 友達という立場だ
妖怪の観点からではあるが、彼女なりに気遣っているのだ


ケータ「ん…!ぅ…」


舌の先で容易く軽がせば、既にはち切れんばかりに健気なサイズで反り立つ彼自身を 雌の本能で愛らしく思う


ケータ「ぁ、ぁ…凄ぉ…」

いよいよ 2度目の絶頂が迫って来た
またフゥミンの暖かい喉奥に 快楽と共に流し込んでしまおう…
そう 腰も揺れ始めた頃


ジバニャン「うーん、ケータうるさいニャン」

ケータ「!」

フゥミン「!」


ジバニャンが寝返りを打って こちらに文句を言う
バレたらどうしよう!
そんなケータに咄嗟に出来るのは寝たフリくらいだった


ケータ「ぐー…ぐー…」

ジバニャン「んー、寝言かニャン…本当にもうニャンむにゃむにゃン」

ケータ「ぐー…、ぐー…ぐ?」

寝たフリをしていても、布団の中でフゥミンの口撃は再開していた

自分の姿は隠れているからなのか、何て大胆なんだ…
ケータは涙目になり、身を捩る

「フゥミン、今はダメだよ!」と、口に出せる訳もなく、必死に寝たフリを装う吐息を規則正しく死守する

そんなケータを知ってか知らずか
フゥミンの舌の動きは激化する

ケータ(こ、これ以上シちゃ…バレちゃうよ!!)

下唇を噛んで、さっき覚えたばかりの性感に痺れていく局部を庇うが 百戦錬磨であろう、キレイなオネーサンに抗えるハズもなく


ケータ(あぁ…!出…ッッるッッ!)


足と腰が 射精の反動でビクンビクンと震えてしまう

呼吸を整えたいが、ジバニャンに聞こえてしまったら…
そう思うと 鼻で精一杯 息をする
跳ねる心臓を抑えながらジバニャンの様子を伺う


ジバニャン「……スヤァ」


ジバニャンの寝息が確認できた
良かった、眠ってくれたのか
一先ず安心したが、フゥミンに小声で喋りかける


ケータ「酷いよフゥミン…こ、こんなことしてるの、ジバニャンに見られたらどーするの!」

フゥミン「ウフフ、ごめんごめん…だけど しっかり寝てるんじゃないのかぁい?」

ケータ「もぉ…こ、こんな変な事は もう禁止!しないからねッッ」

「フゥミンの…えっち…」


それだけ 言い、睡魔に抗えなくなってしまった様子の瞼が落ちる

おや、こちらも精を出し疲れて眠ってしまったのかい?
そう呟き、ケータのパジャマを直して意気揚々と 窓から月光の元へ飛び出してしまった


幼い味だけれど、とても甘美だった
今日は良い夜だった と頬を弛める

先程ケータに「こんなこと禁止令」を出されたが気にも止めていない様子で

フゥミンは知っていたのだ


数日後、ウィスパーとジバニャンが深い寝息を立てる頃 妖怪ウォッチでこっそりと自分のことを、恥ずかしそうに呼び出す 幼い雄の性を。



end



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あきゅろす。
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