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クラシカ(モツ)/ホワイトデー/微裏/店長
リク要素
・脇なめ装置
・100円入れたら…


━━━


モツ「ねぇねぇ 茱萸木」


『モツさん…こんにちは』


モツ「こんにちは!ふっふっふー♪見て見てぇ、じゃあーん!!」


『……なにこれ』


モツ「響君に作って貰ったんだ!使って使って!」


『んー…マッサージ機かなんか?』


モツ「あー 良い線いってる!ココに両腕をセットしてぇ」カチン


『うんうん、やって見せてやって見せて』


モツ「ベルトで固定したら、お金を入れるんだ」チャリン


『ほうほう、それでそれで?』


モツ「数秒でソッチから5枚のベロが出て来るんだ!なんと5分間脇をペロペロしてくれるビックリマシンなんだ!!」


『すごーい!どれどれ!』


モツ「あ、ホラ うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」じたばた


『すごーい!すごいバカ』


モツ「あっはっはっはっは、ヤダー 自分で外せないんだ!助けて 茱萸木ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ 」


『………私を引っかけようとしたでしょ…絶対助けない』


モツ「あっはっはっはっはお願いだよぉひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」


『…もうあっち行っていい?』


モツ「ひゃひゃひゃダメダメ!折角 茱萸木の為に 響君に作って貰ったんだからぁぁぁあっはっは」


『何でそれが私の為?』


モツ「ホ、ホワイトデーだから 僕と響君から笑顔をプレゼントぉっはっはっは」


『……連コインして良い?』


モツ「ひゃひゃひゃダメダメぇぇぇぇ」


『もう あっち行っていい?』


モツ「ダメだってばぁあっはっはっはっは」


━5分経過━


『よく音羽博士にこんなもん作らせましたね』


モツ「へ、へへへ いーでしょ、さ、次は 茱萸木の番…」


『』 チャリンチャリン


モツ「あーっ!!200円入れたぁ!!10分は長いよぉ!!」


『うるせぇ』


モツ「キャー!!助けてぇぇぇあひゃひゃひゃ!!」じたばた


『洗濯物干してきます…』


モツ「あああん待って待っはっはっはっはっはっはっ」


━10分経過━


『戻りましたよ』


モツ「」ぜーぜー


『これに懲りたら変なイタズラは止めて下さいね?』


笑い疲れて 息も絶え絶えのモツさんに 私は耳元で強い口調をぶつける


モツ「ひぁ…や…」びくん


『な、何その声』


モツ「ほ、僕 合計で15分間も 脇を脇なめ装置でペロペロされちゃったから…び、敏感になっちゃってて…あんま、耳の近くで 囁いちゃダメ…」


ハァハァ 息を弾ませるモツさんの頬は上気している
少し色っぽい…なんて感じてしまうが、こんなトンでもマシンを私に使おうなんて 背筋が寒くなる

ここは ガツンと凝らしめておいたほうが良いのかも…
そう考えた私は 更にモツさんの耳の近くに 唇を寄せる


『自業自得だからね…ヴォルフさん』


モツ「…名前…呼んでくれた♪」


『…ベトさんの真似。あと…今度こーゆー事したら許さないって、クギだから』


モツ「今度…こゆ事したら…僕、どぉなっちゃうの?」


『………とにかく、許さない…』


あんまり口上を考えて無かったから 浅い言葉しか出てこないものの そこは睨み付けてポーズをつける

この男には効き目なんて期待できないから もう一推しか

あまり気は進まないが彼の汗ばんだ耳の下から首筋にかけて 舌を滑らせた


モツ「んぁ…あッッ」


なんて声を出すのだろう
やや怯むが アクアマリンの瞳を見据える


モツ「く…ふぅ…♪…Sっぽい 茱萸木も可愛いねぇ 感じちゃう…」


『…反省の色が見えない…』


モツ「ん、じゃ、今日はこれくらいで我慢しとくよ…ね、この帽子の中のプレゼント、あげる…」


『………また何か企んでないでしょうね?』


モツ「…うふふふふ、企んでるかも♪」


モツさんがわざわざ 企んでるの企んでないのを口にするって事は そこまで変なトラップは無そうかも…
今身動き取れてないし…


身構えつつ勢い良く 帽子を引っ剥ぐると
帽子の中には小さな包みが隠れていた


モツ「 茱萸木 そのお店のクッキー好きでしょ!!僕、アルバイトしたんだよ!偉いでしょー」


『……偉いってか、普通だし…』


モツ「ね?ホワイトデー」


『さ、最初からこうやって普通にくれたら良いのに…』


モツ「普通に渡すだけじゃつまんないじゃん」


普通に こっちをくれてたら、脇なめ装置に引っ掛かってたかも…
不覚にも嬉しいなんて、私はどうかしてる……


モツさんの戒めをほどきながら 少し早くなる鼓動を誤魔化して また彼を睨んでみた


end

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