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☆クラシカ口イドの小説(長編)
珈琲2
『先ずは私、僭越ながら行きます!』スッ


バッハ「む…こ、これは…」


シュー「アインシュペナー?」


リスト「あらあら…懐かしい…」


歌苗「美味しー」


奏助「これ、ウィンナーコーヒーじゃないの?」


パッド「 ウィンナーコーヒーとは、オーストリアを発祥としたコーヒーの飲み方のひとつですよ、奏助。
[ウィンナー]とは[ウィーン風の]という意味で、決してウインナーソーセージが入っているわけではありません。念のため 」


『 ウイーンでは実は「ウィンナーコーヒー」は存在しないらしいです。
シューさんのおっしゃった[アインシュペナー]や[カフェー・ミット・シュラークオーバース]などが、ウィンナーコーヒーに良く似た飲み物と言われてるんです。』


パッド「おっと…説明して頂いてしまいましたが、ウィンナーコーヒーは各国によりそのスタイルは違いますが、日本では[濃いめのコーヒーに生クリームのホイップを浮かべたもの]や、[コーヒーに生クリームを溶かしたもの]などを一般的にウィンナーコーヒーと呼んでいますよ」


ベト「ふむ…」


『何だか料理漫画みたくなっちゃってごめんなさい』


バッハ「大変 美味だった…ありがとう。続いては私のコーヒーだが…」スッ


『こっこれは!!』


シュー「カプチーノ…だが…」


歌苗「可愛い!!ギョウナ君のラテアートだぁぁ!!」


リスト「まさかの…」ゴクリ


ベト「コーヒーに絵を描くなど邪道な……クッ…しかし…(これは…美味い…!!)」


『深みのあるエスプレッソに ミルクとシナモンが奏でるハーモニーってゆーかギョウナ君が可愛いです!!』きゅうぅぅぅん


奏助「バッハさんが…コレ、ちまちま描いたのかよ…でも旨いな」ズズッ


バッハ「今…ハマっていて……済まない…」


ベト「フン…シメはこの俺のコーヒーか…とくと味わえ…」ギラリ


『あ…さっき買って来たキリマンジャロですね』


バッハ「うむ、ブラックのままというのもオツだな」


歌苗「ミルク感のあるコーヒー飲んでたから、何か酸味が強く感じちゃう」


奏助「んー、俺も俺も」


リスト「二人共まだまだね、これはこれで楽しんでみなくちゃ♪」


シュー「私はミルクや砂糖の入った味のほうが好みですが…」


パッド「世界的に見れば ブラックコーヒーを好んで飲む日本人は多くいますが、イタリアやアメリカ等ではミルクや砂糖、お酒を加えて楽しむ方も多いのです」


奏助「まぁ人好きずきだよな」


『うん、美味しいです……ベトさんの淹れたこの一杯への想いとは?』


ベト「60粒だ」


リスト&歌苗「「…」」


バッハ「ベートーベン…お前の言う言葉の意味が…」


ベト「60粒だ!」クワッ


シュー&奏助「「…」」



━━━
━━



バッハ「今日は…有意義な時間をありがとう…私はそろそろ行かねば」


『バッハさん…あの、また…』


バッハ「遊びに来ると良い……取って置きのラテアートをご馳走する」


『…!!はい!!』


━━━


リスト「何か、当て馬になっちゃった?」


ベト「あの二人が度を過ぎたコーヒーマニアなだけだ」


歌苗「ま、まぁ良いじゃない、お高いコーヒー豆、買って貰えたんだから」


モツ「ただいまー!何か良い匂いするー!コーヒー?」


ベト「ヴォルフ、飲むか?我が至高の一杯を」


モツ「僕 オレンジジュース飲むからいらない」


ベト「」


end

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