☆クラシカ口イドの小説(長編)
火炎放射機野郎とダブルで
奏助「ったくベトさんもモツさんも…大人のクセに俺にタカってくんだから…なんなんだよもう」ブツブツ
『奏助さん……またヤられたんですか』
奏助「だってー あの剣幕でコーヒーコーヒー騒がれるとさぁ…忍路ちゃんだって分かるでしょー」
『………まぁ………でも、ほいほい簡単にお金出すのは…あんまり良くないと思いますよ』
奏助「うぅ…」
『………仕様がないなぁ……はい、これで元気出して』
奏助「え 何?くれるの?」
『駅前の美味しいクッキー屋さんのだから…これ食べて元気出して下さい』
奏助「忍路ちゃん…あ、ありがとう!」
『モツさんにも良いように使われないように頑張って下さいね』
奏助「………忍路ちゃん…!!」
『え』
奏助「忍路ちゃんはベトさんが好きなんだよね?どうしてこんなに良い子なのに、ベトさんは忍路ちゃんには ノータッチなんだろ」
『きゃ━━━!!!???奏助さん!!ちょっとちょっと!!突然何!!??てゆーか何で…』
奏助「え…皆知ってると思うけど」
『きゃ━━━!!!???嘘でしょちょっと!!いきなり何を!!??皆に知れ渡ってるだなんてうわぁぁぁぁぁ』
パッド君「これ奏助、忍路さんをからかってはいけません」
奏助「あ パッド君」
『パパパパパパッド君これは一体どーゆー!!??』
パッド君「忍路さんも気になさらないように。奏助が言ってる事ですよ。真に受けたら負けです」
奏助「いや、忍路ちゃんは良い子なんだから ちゃんと好きな人と上手くいくように頑張るべきだよ!」
奏助「ベトさんとデートしてみなよ!」
『』ぼんっ
奏助「あ…爆発した」
パッド君「奏助…いくらなんでもそれは…」
奏助「いや、二人きりのデートじゃなくてさ ダブルデートだよ!!俺もバダきゅんを誘うからさ!!4人でデート!!」
『え ダブルデート…』
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奏助さんが言うには 自分もバダちゃんを誘ってどこか行きたいけど、いまいちプランがまとまらないのと
二人きりより フランクに過ごしたいから ダブルデートはオススメだよ、と。
でも 奏助さんとバダちゃんとベトさんと私って…………不思議過ぎる組み合わせじゃない?
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数日後
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奏助「いやー、本日はお日柄も良くー♪」
バダ「忍路ー♪久しぶりぃ♪」ぎゅーっ
『ひゃあっ バダちゃんてば』
ベト「今日は釣りに行こうと思っていたのだが」
奏助「まぁまぁ ベトさん、楽しませてあげるから」
パッド君「今日の為に奏助とはプランを考えて来ましたよ」
『奏助さん、行動力はあるんだよね…』
奏助「ほら、ココだよ」
『美術館……??』
奏助「そ。今、[厳選、日本の心]展をやってるんだ。バダきゅんもベトさんも あんまり日本文化事態には触れてこなかったっしよょ?珍しいんじゃないかなーって」
ベト「ほう…言われてみれば確かに」
バダ「ふぅん…まぁまぁ面白そうね」
『(珍しい、バダちゃんに好印象だ!)素敵じゃないですか!!』
館内に入ると、落ち着いた和風のBGM
展覧してある美術品や絵画を眺めたり骨董品やきらびやかな内掛けに 目を楽しませる
皆が楽しそうで良い雰囲気…
だけどこれって……
『奏助さん、何かコレ 観光ぽいですね』
奏助「あはは…俺も思った」
『留学生の友人をもてなしてるみたいな…』
奏助「うん…あんなにリアクションされると、そんな感じになるよね」
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