☆銀魂の小説(真選組/長編) パフェと素直になれない人達2 『いや、私は暇そうで うだつの上がらない銀さんが可哀想で どこまでパフェを食べ続けられるかのフードファイトしに来たんですよ』 銀時「ツレねぇなー、それ結構デートって言わねぇないの?」 『フードファイトってデートなの?』 土方「………(あれ…俺何か…見栄張っちゃった?…なんかこれじゃ、今更「このコ 実は山崎でした」とか言っても確実に万事屋にはバカにされない?)」 山崎「(あーあ…変な見栄 張るから…)」 『ふーん…そっか………じゃあ、私達結構お邪魔しちゃいそうなんで、そろそろ行きますね』 銀時「え?フードファイトじゃなかったの?」 『銀さん、さっきからパフェのペース落ちてるし』 銀時「………ま、この後何処に行くか決めてくれるなら良いぜ?じゃあな、副長さんよォ」 『………ね、土方さん 聞いても良いですか?』 土方「……あ?…な、なんだよ」 『こんな所で聞くような話じゃないけど…今じゃなきゃ なんとなく聞き出せなくて…』 土方「…」 『あの日…恋愛で悩んじゃってた私を、落ち着かせてくれたじゃないですか。アレって…やっぱどーゆー意味があったのか気になります。教えて下さい』 土方「……ッッ…」 山崎「(落ち着かせ…って…)」 銀時「何何、何か意味深…」 土方「…べ、別に…意味なんて…あの時言った通りだ。」 『…判りました。ありがとうございます。ごめんなさい、変な質問を変な時にしちゃって…でもあの、私 あーゆーの、気になっちゃう質なんで…このままじゃ土方さんの事、おかしな目で見ちゃうから…答えが欲しかったんです』 土方「…なんだよ…おかしな目、って…」 『えー…胸板広いけどヤニ臭ぇなー、とか…』 山崎「…!」 銀時「…!」 土方「……ヤニ臭ぇからな…」 『うん…ついでにマヨ臭いし』 土方「あーん!?旨そうな匂いだろうが!!」 『はは、そうッスね。…じゃ、また。副長。』 土方「お、おう…」 『行こう、銀さん』 銀時「ん…」 ━━━ 山崎「……良いんですか?副長… 帝畿隊長 俺のことデート相手だと思ってたみたいですよ?それに「土方さん」から「副長」呼びに戻ってましたし…」 土方「…良ンだよ…ほら、早く報告の続きしろよ…」 山崎「へいへい(素直じゃないんだから…)」 土方「ったく…余計な時間割いちまったぜ」 ━━━ 銀時「…いいのかよ、副長サン」 『挨拶ならしたよ?』 銀時「ちょっと気になってたんじゃないのー?」 『そりゃ、勘違いしそうな事言われたりすりゃー…ちょっとはねぇ?』 銀時「えっ 何ソレ ちょっと銀さんだけに詳しく教えてくんない?」 『やだよー、銀さんからかうもん』 銀時「からかわない、からかわないってー 銀さんもとっておきの情報あるからさぁ、お願ーい」 『あの…緑色の着物のヒトなら、ジミーだよ』 銀時「…!…気付いてたの?」 『あの着物、どっかで見たことあるって言ったでしょ』 銀時「…… 仁和チャンも けっこー役者だね」 『…何のこと?』 銀時「副長サンの様子、伺っちゃう系女子?」 『えー、何それ 銀さんでしょー。様子、伺っちゃう系男子』 銀時「ンだよ ソレー」 『よし!今日は万事屋でお鍋しよ!新八君と神楽ちゃん、帰ってくるよね?』 銀時「マジでか!」 『この後何処に行くか決めてーって、さっき言ったの銀さんじゃん』 銀時「いいねぇ♪大江戸スーパー寄るか」 『いえーぃ』 ━━━ ━━ ━ ━━━━ 銀時目線 ━━━━ ったく素直じゃねぇな ちょっと気にしてんじゃねーか 心の隙間に任せて騒ぎたくなってンだろーが…ホント素直じゃねぇ… end [*前へ][次へ#] [戻る] |