☆銀魂の小説(真選組/長編)
2―アイマスクとキレイな恋
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屯所
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近藤「ええええええええトシがトッシーになったぁぁぁぁ！？」
トッシー「近藤氏、久しぶりでござるな」
『らしいです』
近藤「う、嘘だろ…いつ戻るんだよぉ…」
トッシー「よくわからないでござる…ついては拙者の任務は今より、限定フィギュアを買いに行く事になったので…」
沖田「んなもん通る訳が無ぇだろ クソマヨラー」どかっ
トッシー「ひぃぃ！野蛮な真似は止めるでござるぅぅぅ」
『ちょっと総悟、副長は普通の状態じゃないんだから手荒は辞めてあげて…』
トッシー「さすが仁和氏は優しいでござる…」サッ
沖田「女の背中に隠れるなんざ鬼の副長が聞いて呆れまさァ」パシャパシャ
近藤「ここぞとばかりにトシの弱味をスマホの連写してるし」
『もういいです！副長の面倒は私が見ます！イジメないであげて下さい！』
沖田「は？」
近藤「ええええ いいけど…いいの？オタクのトッシーだよ？」
『ほっておけません』
近藤「うーん…仁和がそこまで言うなら…」
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彼目線
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━…なんて
おかしいだろーがィ
なんで仁和が土方の世話をするんでィ
…面白くねぇ
土方「仁和氏ー、○○が○○で…」
『ああ、それはね━…』
チッ…ベタベタしやがってキモチ悪りィ
沖田「土方死ね…」ぺっ
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沖田「オイコラ、マヨラー」
トッシー「は？拙者のこと？」
沖田「てめー 成仏したんじゃねぇのかよ」
トッシー「いや…しようとは思ってたんでごさるが、この世への未練を見つける度、成仏できなくて 居てもたってもいられなくなって…えへへ」
沖田「えへへじゃねぇよゴラ」ドカァ
トッシー「ひぃぃ す、すいまっせぇん！未練が無くなれば成仏しますからぁぁぁ」
沖田「…！へぇ、どんな未練なんでィ」
トッシー「拙者のリスペクトアニメの憧れシーンを思い出したでござる…」
沖田「手短に要点を言え」イラァ
トッシー「か、可愛いコと…キッッッスしたら 成仏できそうでござるよ」ポッ
沖田「…あ？」
『あ、居た居た！副長、ちょっと書類棚はこっち…って総悟』
沖田「おい、この使えねぇヘタレマヨラー、とっとと成仏させやしょう」
『えー やですよー 私、この副長なら恋せそうだし』
沖田「あ…(驚愕)？？」
トッシー「え？恋？何？」
『んー、恋するって決めたんですー♪さ、トッシー副長来て下さい』
土方「あー…働きたくないでござるー…」
沖田「恋………だぁ？」
「ちょっと待て！こんなやつに恋………して、どうなるんでィ！もっと自分を大切にしやがれ！」
『うっさいなぁ、あんたらをギャフンと言わせてやるんだから黙ってて！』
沖田「仁和の恋路の行方がすでにギャフンでさァ、どうしてそうなるんでィ？」
『もう邪魔しないで！キレイになるの！決めたの！』
沖田「さっぱりわかんねぇ…土方寄越せコノヤロー」ぐい
トッシー「あっ」
『あっ やめてよ』ぐい
沖田「さっさと成仏させてやらぁぁぁ！」
『な、何企んでんの！ひゃあぁぁ？！』ツルッ
トッシー「ひぃっ」ツルッ
沖田(しめた！体勢崩して倒れ込み、そのまま…)
ばたーん
『んむっ』
トッシー「わわわわ！あったかいでごさる…」
下敷きになったトッシーの頬に 仁和の唇が良い感じにフィットしやがった
少女漫画みてェな展開だがよしとしよう
って…なんか すげぇムカつく絵面だなァ
『だ、大丈夫？トッシー副長…』
トッシー「ああぁぁん！幸せでござる！可愛いリアル女子からほっぺにチューを頂きましたぁぁぁぁぁァァァァ！なんか…思い残す事はあんまり無いかも…」パァァァァ
『え…トッシー？光って…』
トッシー「短い間だったけど どうもありがとうでござる、仁和氏…」パァァ
『この展開なに？それってまさか…』
トッシー「沖田氏も、拙者の願いを叶えてくれる為だったんだね ありがとう…もうそろそろ行くでごさるよ」パァァ
沖田「おお、行け逝け、達者でなー」
『ちょっと待っ…』
パァァァァ
光が強くなったと思ったら 次の瞬間には
土方のヤローが倒れてた
『トッシー！トッシー…』
土方「…あ…仁和…総悟？」
『そんな…トッシー…』
土方の顔を呆然と 潤んだ瞳で見つめ、手を握る仁和
土方「な、なんだよ その呼び方…ち、近ぇぞ… 仁和 」
当然 こういった反応になる
『そんなぁ…トッシーぃぃぃぃ！』
こっちも こういった反応だわな
清々すらぁ
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