☆銀魂の小説(真選組/長編) 1―始まりの歌(土方目線) 近藤「えー、今日から配属になった帝畿 仁和だ」 『帝畿 仁和です、よろしくお願いいたします』 ざわざわ 「おっ女?」「…だよな?」「ウチって女人禁制なんだよな…?」 土方「えー 静粛に、 仁和は女性だが この真選組に配属される事となった」 「尚、第十一番隊を新設し此の隊長とする」 「十一番隊の隊長以外の隊員は 現段階で配属未定である」 ざわざわ 「十一番隊!?」 「帝畿…隊長しか配属されて無いって事か?」 「齊藤隊長みたいだな…」 「真選組に女性…」 ━━ ━ ━━ ━ ―数日前― 土方「あ?女隊士?」 近藤「ああ…松平のとっつぁんからの通達でな…」 沖田「女中ではないんですかィ?」 近藤「そこそこ腕に覚えのある使い手らしい。 本人は女中でも良いと言ってるけど、能力的には優れているみたいだし 一応お試しで入隊させてみるのも良いかなぁと思ってな あくまで彼女の意思を尊重して、女中のほうが良いなら異動させてもいいし」 土方「住むところはどうするんだ…こんな男所帯じゃ色々問題じゃねぇのか?」 近藤「うーん 本人は大丈夫だと言ってるし…ちゃんと一部屋あるし大丈夫だと思うけど」 沖田「まぁやっていけそうならやっていくでしょう、ガキじゃあるめぇし」 土方「ったく…なんだって突然」 近藤「まぁまぁ、上からのハナシなんだよ… 様子見で良いみたいな事言ってたし 見廻り組にも女の子いるじゃん!副長の信女ちゃん」 土方「あれは本当に特殊技能持ちじゃねぇか…」 沖田「近藤さんはその新人と顔を合わせたことはあるんですかィ?」 近藤「挨拶はしたよ、お妙さんには負けるが可愛い女の子だった」 ―(回想終り)― ━━ ━━ ━ 土方(ったく…) 結局 名前だけのお飾り隊長にしちまいやがった 近藤さんは甘ぇな… [*前へ][次へ#] [戻る] |