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☆銀魂の小説(真選組/長編)
5―ジョロキアの傷※微エロ注意


━翌日━



総悟「…入りなせぇ」


『ひぇっ ダンゴの気配で察知したんですか、食いしん坊め』


総悟「ダンゴ…」


『買って来ましたよ…これは串だから普通に食べられますね』


総悟「食・わ・せ・て・下せぇ」


『ムキー 何その言い方 腹立つ!てゆーか何でダンゴまで…』


総悟「あーあぁぁぁ 斬られた傷がぁぁぁ痛いぃぃぃ」ジタジタ


『だぁーもぅー はいアーン!』ビュッ


総悟「バカかおまえは、串が刺さったらケガが増えるだろーが」


『は?』


総悟「串から 外して、一つ一つ 口に運んで下せぇ」


『…お箸とか何処?』


「指でやりなせぇ」


『はぁ?汚れる…』


「ティッシュならあるじゃないですかィ」


『ウェットが良いのに…』


「てめぇが舐めてウェットにしやがれ」


何を言っても無駄みたいなので
結局 言われるがまま、ダンゴを口に運んでやることにする

うーん、指にひんやりとしたもちもちの感触が変な感じ…


ぱく


『━!!』


こ、こいつ、指先にまで食らい付いて…ななななな舐めてくる!指を!


『そ、総悟…さん?なにこれ 何でべろべろ舐め回すの?』


「残すと勿体ないだろーがィ 」モグモグ


『私の指 唇に含んだまま ダンゴ食うなよ』


「俺はここのみたらしが超好きなんでぇ」モグモグ


『わ…』


総悟が 私の指を舐める
もはや 口に含んで甘噛みしている
厚くも薄くもない、整った口元を歪めて…

さすがにこれには赤面する


「どうしたんでぇ 耳、赤けぇけど」


『気のせいじゃない?は、早く食べちゃってよ…ほら 二個目』シュッ


「へーい」


今度は 私が指で支えるダンゴ 一粒を
恭しくも二口でゆっくりと食べ上げる

またもや上目遣いで…


って、なんなのなんなの
なんかイヤらしい!


総悟の鼻息も指が濡れているせいで やけに鮮明な光景が目に飛び込んで来る


「俺みてぇな可愛くねぇケガ人にこんな事されても動じないんじゃなかったのかぁ?なんだぁ その顔」


『わ、私は…優しくてピュアで清らかなんで 総悟を心配してるだけ、
いつも通り可愛くない総悟を!優しく優しく、心配してるだけだから!』ぷいっ


「そ…三個目早くよこせ」


『ったく、ほら…』


『!?』


彼はダンゴに掛かっているみたらしの蜜を丁寧に舐め始めた

それはそれは挑発的に 私の目を見つめながら


なんなの…何の罰ゲーム…


ただの白いダンゴになった所で動揺した私の手が滑ってしまった


『わ、と、と、と、と、』


ダンゴが落ちてしまわないように なんとかキャッチしようと 弾むダンゴを追う





スポ と首元を緩めていた隊服の中に入ってしまった


『ひゃ…』


「あーあ」


『や、やだ 取り出さないと…』


ボタンを外して 胸元を探ろうとする


「そんな所でダンゴを挟んで食わせてくれるんですかぃ?いや サービス心旺盛だなぁ」


『は?』


「じゃ お言葉に甘えて」


『何も言ってなーい!』


私のセリフなんて無視して 胸元を大きく、ぐいっと開いて


『ぎゃー!ちょ!?胸!』


「ああ…調度良い具合に挟まってらァ」


『ひゃ…あ!?』


谷間に挟まる 既に唾液まみれのダンゴを 器用にも舌で転がしてくる


ちゅ

ちゅ


あ、あれ?ダンゴはそっちのけで胸に唇を這わせてくる


『総…悟…!?』


「…なんでぇ キモチ良さそうな顔しやがって」


『キモチ良いわけ無いでしょ!も、もう 一串食べ終わったじゃん …ご馳走さましなさい…』


「…いや、もう一串あるじゃねぇか…ココに挟んで味わわせて貰うぜ…」


『…この エロガキ…それは私の分でしょ』


「……嫌なら…ぶん取れば良いだろ…ケガ人なんだ、容易いだろーがィ」


『…』


この男はズルい
私が強気に出られない事を知ってて

クソドS


でも


ぶん取るもんねー


『昨日みたいに もう1つは私の分でしょ!食べさせて貰うもんねー!』ひょいっ


「あっ テメー コンニャロ」



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