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Io sono il più forte del mondo!!
(私は世界最強!!)



「凛奈さんに…ついて?」

「えぇ、前に言ったでしょ。
『あたしについては君たちの修行の成果を見てから言うか否かは決める』
ってね。」

「た…確かに………」

「クスクス…まずは、『闇の守護者』と『闇の波動』について、かしらね?」


「それよりも、なんだ今の…っ」

「超能力?」










もう1度、さっきの椅子を浮かばせながら言うと、
「そ…そうだ」と、獄寺は言った。










「超能力っていうのはね、私の持っている『闇の炎』を体内で変換して力に変えている所謂『魔法』みたいな感じかしら?」

「ま…魔法ゥ!?」

「沢田、そんなに驚くことか?」

「笹川ちょっと黙ってて。……で、とりあえず『闇の波動』について説明したいのだけど…いいかしら?」










うるさい笹川を1度黙らせて、私は『闇』の説明に移ろうとした。

さっきまで浮かばせていた椅子は、少し遠くに置いてあったからそれを引き寄せてその椅子に座って足を組む。










「…と、『闇の波動』って言うのをリボーンやラルから聞いたことはある?」

「聞いたことないです…。」

「そう……、まず『闇』について説明するわね。」










そう言って私は闇のボンゴレリング・・・・・・・・・を取り出した。










「!? それって…っ」

「ボンゴレリング。この時代では壊されたものとされているもの。」

「オレたちのは壊されたはずじゃねーのかよ!?」

「落ち着きなさい。今から説明してあげるから。


……私の持つ『闇のリング』…これは73とは別格の特殊リング。…これがあれば世界征服だって夢じゃないわ。」

『!?』
「それって…」

「ただーしっ! 沢田もみんなも人の話は最後まで聞きなさい。……闇は、3つ・・そろわなければ、本来の力を発揮することができない。」

「本来の…力?」










過去から来た3人は何が何だかわからないって感じね。

リボーンは、全て知っているはずだしね。










「3つっていうのはね。まず1つはこの『ボンゴレリング』。そして2つ目は、『おしゃぶり・・・・・』」

「おしゃぶりってアルコバレーノのおしゃぶりですか?」

「えぇそうよ。そして3つ目は……『マーレリング』…つまり、73トゥリニセッテと一緒…ではないか。まぁ、その3つは『世界の闇』と呼ばれているわ。
そして、そのうちの2つ…ボンゴレリングとおしゃぶりは、私が持っている。」

『!?』

「そんなに驚くことじゃないわ。ボンゴレリングもおしゃぶりも…マーレリングも、私たちの一族が持つことになっているのだから。」

「一族って…一体……」

「……超能力、つまりサイキック能力…ESP(Extra-sensory perception)とも言うわね。…まぁ、それを代々受け継いできた家系の事よ。」

「超能力の…家系……?」

「獄寺、よくわからなそうにしているわね。
……つまりはこういうこと。
闇の波動を受け継ぎ、代々ボンゴレボスに仕え、…光と対になり生きてきた者。
そして、その10代目が私ってわけなのよ。」










にっこり…とまではいかないけれど、そこそこ笑いながら話す私に驚くばかりの沢田・獄寺・山本。
まぁ、普通は驚くわよね。超能力だなんて。でも、すべて本当のこと。受け入れてくれるかしら…
(未来の沢田たちは意外にすんなりと受け入れたのだけど……)

私は不安になりながらもそれを顔には出さず、沢田たちを見た。
すると……










「でも、それでも会長は会長で、10年前のあのすごい会長に間違いはないんですよね?」










と、沢田は言った。
私は一瞬呆気にとられ、私は私って…どういうこと?と本気で聞きそうになった。

すると今度は獄寺と山本が、










「先輩みたいなすごい人が仲間にいるのな。絶対過去に帰れるって!なっ、ツナ・獄寺!!」

「たりめーだこの野球バカ!!てめーみたいな敵なら脅威になるような存在がボンゴレの仲間なんだ。
10代目!絶対に全員で過去に帰りましょう!!」

「う、うん!そうだね!!」










そういって、3人は勝手に盛り上がっていった。

………でも、










「仲間、かぁ…」










私のつぶやきは、群れていることに嫌気がさしたであろうヒバリの暴動によりかき消されていった……











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