召喚されし闇
「あたしは神山凛奈。闇の守護者よ」
そういった凛奈さんの顔を見ると見たことのあるような……
「沢田、気付かぬのか?」
「え?」
「あたしのことどこかで見たことあるなーって感じの目で見ているからよ。もちろん獄寺や山本もね。
あたしは君たちの時代では並中の生徒会長をやっていたわ。ヒバリと互角に戦える鬼の会長ってね。」
「「「あっ!!」」」
思い出した!!
神山凛奈、俺たちの1歳年上でオレが小6の時に中1で並中の生徒会長になったって当時1番騒がれていた人物。
そして驚くべきは彼女の容姿。
金色に輝く髪に闇のように黒い瞳。そして、整った目鼻。
見た瞬間、動きを止めずにはいられないほどの美人なんだ。
そしておれが凛奈さんについてで1番驚いたのは、入学式での言葉だ。
『学校は退屈か? それとも生徒会長である私の容姿に驚いたか? ……安心しなさい、すぐに君たちはこの非日常に慣れてこれを日常と感じるようになるのだから。非日常と感じられる今を楽しみなさい。
…というわけで、生徒代表凛奈の言葉を終わります。』
その言葉の意味はよく分からなかったけど分からなかったからこそ、校長の話よりも印象に残った。
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