集まりし守護者たち
ボンっ!!!
この状況には全くに合わない音が聞こえたのは、オレ…沢田綱吉が京子ちゃんのお兄さんから聞いていたときだった。
この音に驚いたのはオレだけじゃなく、獄寺君や山本も辺りを見回していた。
だが……
「落ちつけ、沢田・獄寺・山本。今来たのは、お前の最後の守護者だ。」
と、お兄さんが言った。
……オレの最後の守護者?
「遅かったではないか、神山。」
「っるさいわね。仕方がないでしょ、イタリアからこっちに古典魔術を使って来たんだから。」
「普通の超能力ではないのか?」
「んなの炎を使うからここのアジトの場所がばれるでしょっ!!!」
「あ……あの…」
「「なに?/なんだ?」」
「えっと……」
「てめぇ、いきなり現れて何者だ!!!」
誰なんですか?
ってオレが聞こうとしたら獄寺君が変わりにいった。
でも……そういえばこの人どこかで…
「あら、笹川に聞いてなかったの?」
「極限言うのを忘れておった!」
「……うん。予想はしていたわ。……あなたたち本当にわからないの?」
「そのゴーグルのせいで分からないんスけど」
山本の言うとおりいきなり現れた女の人は、ラルさんのつけているようなゴーグルで顔の半分を隠しているから、全く誰なのかがわからない。
「はぁー…。笹川ー、少しぐらい説明しておいてくれないとさー、あたしも困るんだけど。」
「お前のその姿も原因の1つであろう。なんでそんなマントに身を包んでいるのだ?」
「非73を浴びないように着ているマントだって言わなかったかしら?」
「(……非73?)」
「……あら、非73のこと、リボーンから聞いてないの?」
「え……あ、はい…。」
「そう…まあいいわ。とにかく守護者は全員そろったのだしね。」
「あ、そういえば!!」
「くすくす……まあ、そろそろ自己紹介をしないと短気な嵐が怒るものね。」
「んだとてめー!!!」
た……たしかに…。早く誰なのか教えてもらわないと獄寺君がほんとに怒りそう…
「あたしの名は神山凛奈。沢田綱吉、君の闇の守護者で10代目秘書官をしているわ。」
ゴーグルをはずしながら女の人…凛奈さんは新しく聞く『闇の守護者』という単語を出した……
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