生徒会と体育祭 「会長ー!会計終わりました!!」 「会長っ これ次の…」 「神山ー!!! ちょっと来てー!」 会長と呼ばれているのはあたし、##name_2凛奈。 ここ、並盛中学の2年A組で、生徒会の会長職だ。 今は、体育祭の準備期間で結構生徒会も忙しくしている。 だが、あたしはこっちの仕事以上に厄介なことが2つある。 それは…… 「"極限必勝!!!"」 1つはこいつのせい… 笹川了平、あたしと2年間同じクラス。 結構問題とか起こすから、先生たちはクラスが一緒で会長であるあたしにこいつの面倒などを見させている。 ……はっきり言って迷惑。 「これが明日の体育祭での我々A組のスローガンだ!! 勝たなければ意味がない!!」 …知らないから。 ってか、そこまで熱くなるのはあんただけだよ ったく…なんで2年のあいつが仕切ってんのよ (←自分だって1年のときから生徒会長 「今年も組の勝敗を決めるのはやはり棒倒しだ 例年、組の代表を棒倒しの"総大将"にするならわしだ つまりオレがやるべきだ」 だから、あんた2年。 京子ちゃんが心配してるよ…。 「だがオレは辞退する!!!」 『!!』 『え゛!!?』 「……は?」 …ここまで言っといてどういうことよ、それっ 「オレは大将であるより兵士として戦いたいんだー!!!」 「ただのわがままだろう!!!」 黙っていられなくなり、ついあたしは大声で言ってしまった。 「会長!?」 「えっ…会長ってここだったか?」 「会長が怒るとヤバイよ…っ」 まわりがごちゃごちゃ言っているが、かまわない。だって… 「わがままばかり言っていないで、貴様は勝たなければ意味がないのではないのかっ!? それにあたしも負けるわけにはいかないんだ!!」 あたしの厄介ごとの2つ目は… 「ヒバリとの賭けに負けると生徒会とA組がやばいんだよ!!!」 風紀委員長、雲雀恭也との賭けのせいだ… 賭けは簡単。 あたしのチームが負けたら、生徒会の服装も学ランにセーラーにする そして…A組がかみ殺される… はぁー… あの馬鹿はあたしを無視して勝手に総大将を、1年にやらせようとしてるし… 明日の体育祭、どうなるのよ……っ Next… ←→ |