☆abmz
見つめるその先(?←阿←水??)
「……っ!…くそっ!!」
「……阿部…。」
目の前には、悔しそうにしゃがみこむ阿部の姿。
俺は、ただその姿を見つめることしかできない。
「なんで…。」
先程阿部の手をすり抜けて、
阿部の手を離れて行ったアイツの行く先を、
阿部は哀しげに見つめる…。
その姿が余りに儚げで、今にも消えてしまいそうに見えたから、
俺は阿部をぎゅっと抱きしめた。
「阿部…。
俺じゃダメ?
阿部から離れてったアイツのことなんか、もうどうでもいいじゃん。
俺じゃアイツの代わりになれない?」
「…みず、たに……。」
阿部は視線を俺に移し、抱きしめた俺の腕にそっと手を添えた。
「………悪い、水谷。
俺には…アイツとお前を同じ目で見ることなんて、出来ない…。
お前じゃ、代わりには…。」
申し訳なさそうに阿部が言う。
俺、振られちゃった…。
それでも俺は阿部が好きだよ。
今はダメでも、いつか振り向いてくれるまで…、
いや、きっと阿部を振り向かせてみせるよ。
だから今はもう少し、
そばに居させてくれませんか?
「おい阿部。バカやってないで、落とした弁当早く片付けろよ〜。」
「おー…。」
「ねぇ、学食行く?」
「そだな。」
「阿部もドジだね〜。」
「……うるせ。」
阿部に付き合って水谷と花井も学食へ行ったとさ。
END.
アイツ=弁当
シリアスに見せかけたギャグ;
すみませんm(__)m
でも楽しかったっす☆
…てか阿部ノリよすぎ^^;
08.10.10
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