[携帯モード] [URL送信]

☆abmz
見つめるその先(?←阿←水??)



「……っ!…くそっ!!」
「……阿部…。」

目の前には、悔しそうにしゃがみこむ阿部の姿。
俺は、ただその姿を見つめることしかできない。


「なんで…。」

先程阿部の手をすり抜けて、
阿部の手を離れて行ったアイツの行く先を、
阿部は哀しげに見つめる…。

その姿が余りに儚げで、今にも消えてしまいそうに見えたから、
俺は阿部をぎゅっと抱きしめた。

「阿部…。
俺じゃダメ?
阿部から離れてったアイツのことなんか、もうどうでもいいじゃん。
俺じゃアイツの代わりになれない?」
「…みず、たに……。」


阿部は視線を俺に移し、抱きしめた俺の腕にそっと手を添えた。

「………悪い、水谷。
俺には…アイツとお前を同じ目で見ることなんて、出来ない…。
お前じゃ、代わりには…。」


申し訳なさそうに阿部が言う。
俺、振られちゃった…。
それでも俺は阿部が好きだよ。
今はダメでも、いつか振り向いてくれるまで…、
いや、きっと阿部を振り向かせてみせるよ。

だから今はもう少し、
そばに居させてくれませんか?























「おい阿部。バカやってないで、落とした弁当早く片付けろよ〜。」


「おー…。」



「ねぇ、学食行く?」

「そだな。」

「阿部もドジだね〜。」

「……うるせ。」



阿部に付き合って水谷と花井も学食へ行ったとさ。


END.

アイツ=弁当

シリアスに見せかけたギャグ;
すみませんm(__)m
でも楽しかったっす☆

…てか阿部ノリよすぎ^^;


08.10.10

[*前へ][次へ#]

4/28ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!