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双子の宴
<番外編>迅‐3

騎乗位/立ちバック/甘





「心配だ」

ベッドに寝転がる十一の上で、ガクガクと上下に動く迅を見つめながら呟いた。

「は、ぁう!ああっ!」
「迅くんが外に出て襲われたりしないか心配だ」

ぐちゅ!ねちゅっぶちゅちゅちゅちゅ!と派手な音を立てながら、十一の逸物を激しく腰を振って出し入れする。

「あっ!イイっそこぉ!きもちいぃぃ!!」

腹に手を付いて身体を支えながらただ一心不乱に出し入れをする。
目は潤み、熱い息を吐き出す迅の腰を掴み、グイと下に押し付ける。

肉壁を強引に強く擦られる事でもたらされた快感にわななき震えた。

「あ、あふ、」
「君を愛してくれる人は私だけじゃない。
だけれど君を憎む者もたくさんいるのだろう?」

十一のさすそれは、迅が喧嘩を売り、叩きのめしてきた者たち。
一度は迅に叩きのめされたものの、喧嘩を再び売ってこない保証はどこにもない。

「おれ、おれ、もう、しな、んん!!、そんな、やつ、ら、ほっとけば、いい」

肩で息をしながら答えると、十一が身体を起こす。その振動と揺さぶりで甘い声が出る。
首に腕を回し、しがみ付くと十一はその首筋に舌を落として吸い付き、ぐんっと腰を突き上げた。

「あ!あひぃ!!」

ずぷん!と強い刺激にしがみつく腕に自然と力がこもる。

「それを聞けて嬉しいよ・・・だけれど、」
「おれ、んぁ!やくそ、くすッあァ!」
「・・・約束してくれるのかい?」
「するッするぅぅ!!」

ぐぐっと動かされるたびに嬌声が漏れる。
十一はフ、と微笑むと、身体を反転させて迅を押し倒した。そのまま突き上げを開始する。

「あ!ひゃん!ん、ん・あ!」
「約束だよ。決してもう喧嘩しない、警察のお世話になるようなことも、決してしない」
「あ!そ、こぉ!やあ、ぁひぃ、ぃいよぉ!!」
「そしたら、たくさん君を愛してくれる人がいるから」
「あぁ、そんなっもぉ!したらぁ、あー!!イく、イくのぉーー!!」

ガクガクと頷いて涙を流し、熱いものが流されてきて、迅はイき果てた。



外の世界が眩しすぎる。迅は車から降りてそう思った。

時間の感覚とは案外いい加減なもので、毎日十一に、いないときには玩具で犯され続けたのは1週間、それから身体を労わるように、快楽漬けから解放されて過ごしたのはさらにそれから2週間。

迅からすればもっと長い間十一による監禁が続いていた気がするのだがそんなことはなかったようだ。

去っていく車をどこかぼぅ、とした気持ちで見送ってから歩き出した。



なんとなく立ち寄った公園のベンチに座り、ポケットに入っている紙を取り出す。

そこには十一の携帯番号が書かれている。困ったとき、十一が恋しくなったときに気軽にかけておいでと渡されたものだ。

どうして、とか、なんで、というものより、ただ嬉しく、同時に寂しくもあった。

「はぁ・・・」

十一と過ごすまで、そんな感情を感じたことが無かった迅にとっては戸惑いもある。

いままでは毎日のように街に出て喧嘩をして過ごしてきたが、十一と「二度と喧嘩をしない」と約束した以上、街に出ることにためらいを感じていた。

だからと言って家に帰る気はさらさら起きない。きっと両親に会ってしまえば、十一との温度差を強く感じてしまうだろうから。

これからどう過ごせばいいのか、皆目見当もつかずにいた。



少し遠くから何か言い争うような声が聞こえて目を開いた。
しばらく寝てしまった様で、日が少し傾いていた。

声のする方に目を向ければ、スーツを着た男性に8人の制服を着崩した男たちが囲んでいた。どうやらカツアゲの最中の様だ。

迅はそれを無感動な目で見ていたが、その男性が男の一人に胸倉を掴まれたのを見て、ベンチから立ち上がった。

「おい」

手を伸ばせば届く距離、と言うところまで近寄り、声をかける。囲んでいた男たちは迅に振り向いて目を見開いた。

「て、てめぇ、は・・・」

男性の胸倉をつかんでいた男が手をひっこめ、全員が一歩、二歩と後ずさる。

「な、んで、あんた、いなくなったって・・・」
「死んでねぇなら生きてるに決まってんだろうが・・・俺の事知ってんなら失せろ」

3週間、界隈に姿を見せなかったために消えたと噂されていた様だが、それでも迅の強さに対する意識は健在のようで。

声のトーンを低くして告げれば、男たちは情けない声を上げながら走って消えた。

「ったく・・・大丈夫かおっさん」

人助けなんて生まれて初めてだな、などと考えながら男性に声をかける。

迅より頭一つ分身長が高い男性はどこか気品に満ちた紳士といった印象で、年齢もちかいためだろうか。
どことなく十一を彷彿とさせる雰囲気を醸し出していた。

掴まれ、乱された襟を正しながら、男性は柔らかな笑顔を浮かべる。

「ああ、なんとかね。いや、散歩なんて滅多なことをするものじゃないな」

ありがとう、と言われ、迅はそっぽを向きながら「別に」と短く告げた。
人助けも初めてならば、真っ直ぐに素直に礼を言われたのもまた、初めてのことだった。

 ざわざわすんな・・・なんか。

それは喜びであり、照れでもあり。
慣れない感情を表に出さないように、しかし悪くない感情を噛み締めていて、男性の話を全く聞いていなかった。

「・・・だ、いいかな?」
「、え?あ?」

ぼんやりとしていて全く聞いていなかった迅は、突然耳に飛び込んできた男性の言葉に驚いて、聞き返すように返事をしていた。

だが男性はそれを了承と受け止めたのだろう。
半ば強引にこちらだよと迅の腰を押して公園の外に停めてあった、明らかに場違いな黒塗りの高級車へと案内した。

すると中からスーツをぴしりと来た運転手が現れ、後部座席を開く。
状況に頭が追い付かない迅はされるがままに中に入れられ、流れるように男性も乗り込んできた。

ばたん、と扉が閉まり、それからすぐに、滑るように車が発進した。

「、え・・・?」

ぱちくりと瞬きをする迅に男性は笑顔を浮かべ、身体を向けた。

「いや、本当に助かったよ。ああ、私は茂野正一郎という。シゲノ電化って知っているかな?」

知っている。この近くにある大型家電販売店の名前だ。全国展開していて、逆に知らない人間がいるのか。

「私はそこの経営者でね、今日は久しぶりの休暇だったから散歩をしていたら絡まれてしまって・・・いや、しかし君のような若者がいてくれて本当に助かったよ」

再び礼を言われ、迅は「はぁ・・・」と間の抜けた声を漏らした。

というか、この車はどこへ向かっているのだろう。

「ああ、さっき言ったお礼だけれど、少し遠いが美味しいレストランがあるんだ」
「、ぇ、」
「普段は予約でいっぱいなんだが、何とか都合をつけてもらえるように今、秘書に連絡させている。
門限とかあるかな?」
「ない、けど」
「そうかい?ではゆっくりしていけるね」

正一郎と名乗った男性はそう言い柔らかく微笑んだ。
その笑顔にぞくり、と背筋が震え。
慌てて正一郎から目を逸らした。



趣味は、特技は、家族は、などと正一郎から質問攻めにされているうちに、車のエンジンが止まった。
ガチャリ、と扉が開かれ、正一郎が下りたその後に続く。

赤い絨毯が敷かれたそこは明らかに高級ホテルの玄関。

こちらです、とボーイが案内し、言われるがままにエレベーターに乗り、着いた先は暗めの照明で丸テーブルが規則正しく並び、銀の食器類が整然と置かれ。

夜景の美しい高級レストランを現実に現したような、そんな場所だった。

テーブルで食事を取る人を見ても、ここが迅には場違いな場所であることは一目瞭然。

だが正一郎はこちらだ、とReserved seat と札の置かれた席まで案内し、椅子に座るよう促した。

「まずは乾杯をしようか」

椅子に座ってすぐに出てきたのは、程よく冷えたレモン水。

かちん、とガラス同士が軽くぶつかる音を立てて乾杯し、口をつけると、それを見計らったかのようなタイミングでスープが運び込まれた。

「テーブルマナーは気にしなくていいよ。今日はそんな堅苦しいものは抜きに、ただ楽しんでおくれ」

どのスプーンを使うべきか躊躇していると、正一郎がそう告げてきた。
その言葉にほっとしながらもしかし、躊躇いながら近くにあったスプーンを手に取り、おずおずとスープに口をつけた。

「・・・うまい・・・」

それは自然と口に付いてでた。
温かいそれはポタージュだが、今まで口にしてきた、ファミリーレストランのそれとはまるで別物。ついつい2口、3口と口に運んでしまう。

途中で正一郎の視線に気づき、慌てて流し込むように忙しなく動かしていた手を止める。
だが正一郎はただニコニコと微笑むだけで、咎めたりはしなかった。

「まだたくさん来るから、好きなだけ食べていいからね」
「・・・はい」

恥ずかしさに頬を赤くしながら、迅はゆっくりとまたスープを掬った。



それから高級な食材がふんだんに使われた食事が次々と運び込まれる。
雑誌などで見たことはあっても、どれも迅にはかけ離れた食べ物として認識していたそれらは、どれもが美味しく、手が休まることはほぼなかった。

正一郎はそれを咎めることを一切せず、他愛のない話を迅に振り、迅はそれに答えた。

4杯目の飲み物を注文するときには警戒心も緊張も解れていた。

乾杯を再び行う。その時には正一郎は白ワインを、迅は正一郎が注文した、聞いたことのない名前のジュースを手に取っていた。

甘く、しかしフルーツのさっぱりした味が喉を下る。

「・・・ということがあったらしいんだ」
「へぇ、それ、凄いっすね」

正一郎の話は面白く、迅は飽きることなく耳を傾けていた。
難しい言葉が時折出てくるが、正一郎はそれを察すると必ず説明を挟んでくれる。
そのせいか、迅は話に引き込まれていた。

途中できょろり、と周りを見渡した。便意を催したのだ。

正一郎はそれに気付くと「トイレはあっちだよ」と場所を教えてくれる。
それに恥ずかしさを感じたが、生理現象は仕方がない、と自分に言い聞かせ、頭を下げて席を立つ。



程なくして戻ると、迅の席に赤いソースのかかった、丸いガトーショコラがおかれていた。
見れば正一郎の目の前にはブラックコーヒーが置かれている。

「ここの新作でね。ソースと絡めて食べると一層美味しいそうだ」
「え、でも・・・」
「こんなに美味しそうにたくさん食べてくれるお客は初めてだ、とシェフが喜んでいて、それは君へのサービスだと言っていたよ」

言われてみれば、お客の多くは皿の上のものを食べきる前に下げさせている。
それに比べると、綺麗に平らげる迅はある意味で珍しい客なのだろう。

サービスなら、遠慮はいるまい。いや、そもそも遠慮がちだったのは最初のスープの一口目だけだったが。

スプーンを通すと中からとろり、とチョコレートが流れ出てくる。それをスポンジとソースに絡めて口に運ぶ。

しつこさの無い、甘酸っぱい味が口に広がり、頬が緩むのを止められない。

「美味しいかい?」
「、はい、ものすごくうまいっス」
「それは良かった」

幸せそうな表情をする迅を見ながらコーヒーを啜る。
一口いりますか、と聞いてみたが、甘いのがダメだから、と告げられる。

丸いそれを完食し、息をつくと、それは起きた。



「、らしくてね・・・大丈夫かい?」
「は、はい、」

荒い息に気付かれないように答えたつもりだったが、正一郎は眉を顰めた。手を伸ばし、首筋に手を当てられると、びくりと大きく震えた。

「熱いな・・・熱かな?」
「だ、いじょうぶ、です」

ぎゅっと足の上に置いた両手を固める。実際には、全く大丈夫ではなかった。

身体が熱い。吐く息が甘い。頭の奥がチカチカして、全く力が入らない。

まるで媚薬を注がれた時のような、淫靡な気持ちが湧き上がってきて、迅にはどうすればいいかが分からなかった。

そろり、と正一郎の手が頬に触れる。ひやりとしたそれが気持ち良く、頬を摺り寄せそうだった。

いや、実際には摺り寄せていたのかもしれない。
目を瞑り、その手が撫でるように動かされただけで恍惚とした気分になっていた。

「迅、くん」

息を呑んだ声で呼ばれ、ハッとして慌てて目を開く。
だが飛び込んできたのは相変わらず優しく微笑んではいるものの、困った表情を浮かべた正一郎で。


その目にどこか、生まれて初めて自分に愛を注いでくれた人と、同じものを感じた。


「大丈夫かい?」
「・・・しょういち、ろう、さん・・・おれ」

大丈夫じゃないです。

その言葉だけはっきり発音すると、再び掌にすり寄って、熱い溜め息を、今度はわざと聞こえるように吐き出した。





「あ、あ゛ぁ!!ひぐっんは、しょ、いちろ、さ、きゃぅッ!!」

ホテルの最上階のスイートルーム。
大きな窓ガラスに手を付いて、眼下に広がる夜景を楽しむのではなく、後ろからの突き上げに喘ぐ迅がいた。

ジュブジュブ、パンパンパンという音が響き、後孔から流れ出るローションと、迅の勃起したものから止まることを忘れた先走りが、冷たいタイルを汚す。

亀頭が前立腺をぐりりッと抉るように腰を回されると、ガラスに押し付けた手が丸まった。

「いぃッそれぇ、きもち、い、ぃアッ」
「なにが、きもちいいんだい?」
「ふ、ぐぅッ、しょ、いちさん、のが、ぐりぐりって、おれのなか、かきまわして、ヒッひあぁ!!らめッ!ひっちゃう、う、あぁぁぁーー!!」

亀頭をぐりぐりと押され、ラストスパートだと言わんばかりの強く激しい突き上げが始まる。

肉筒を引き出されるかと思う程に襞を引っ掻かれ、思いっきりジュパンッ!と押し込められる。

涎がぽたりと落ち、襲ってくる何度目かの波に頭を振り乱す。
正一郎は腰をガシリと掴むと、中を蹂躙するように掻き乱した。

しかし突然律動は止まり、正一郎の手が優しく腰を撫でてくる。

「迅くん・・・迅くん、」
「は、はひゅッ」
「家に帰りたくないと言っていたが、行くあてはあるのかい?」

視界がチカチカとする中で飛び込んできた言葉に、ただ頭を横に振る。
足ががくがくと震え、もうそこまで一直線というところでなにを、とどこか頭が冷えた。

「なら、私の所へ来ないかい?」
「・・・え?ん、あぁ!!」

想像だにしていなかった言葉に目を開くと、しゅるりとペニスを掴まれ、ゆるゆると扱かれる。
それはひどくぬるい刺激ではあるものの、お預けを食らった瞬間の状態である迅にとって、腰を跳ね上げるには十分な刺激でもあった。

「君にいろんなものを教えてあげるよ。そうだ、秘書と言う役割はどうかな?なんなら私の身の回りの世話をしてくれるだけでもいい」
「ん、んは、ぁ!」

くにゅくにゅと指の腹だけで先端をこねられ、ぱたたと先走りがその指を濡らして床に落ちる。

「失敗してもいい。私の所へ来ないか?」
「な、なん、れぇ?」

じゅるん!と強く扱きあげられ、腰が砕けそうになるのを必死に耐える。

「私は君を好きになってしまったからだよ」
「ッ!!!」

睾丸を揉まれ、また先端まで指がつつつ、となぞっていく。

「そうだね、これは恋ではなく愛だ。君への強い愛が、君を手に入れろと私に命令してくるんだ・・・それに」

くりくりと先端を弄られきゅっと握りこまれる。それと同時にぐっと顎を掴まれ、顔を上げさせられた。

そこには目がとろんと溶け、口はだらしなく開き、悩ましげに眉を顰めた迅がガラスに映っていた。

「君との相性もいいようだ」
「や、ぁあ・・・」

恥ずかしさに目を瞑りたいが、出来ない。ガラスに映った正一郎がなぜだか、十一に見えたから。

「迅くん、私は君を愛している」

耳元に寄せられた唇が囁き、その言葉が腰に甘い痺れを
走らせ、鏡に映った十一の輪郭がぼやける。

「だから君も私を愛してくれないかな?」

そしてそれはまさしく正一郎の輪郭に変わり。
視界がにじんだ。


「あ、ぁあ、お、れ」

ポタリと涙が零れ、へらりと笑った。

「受け入れてくれるかな?」
「ん、はぃ、」

コクンと頷きながら答えると、ピストン運動が再開された。

「ひ、ァ、ぁあ!?や、はげしっ!んンー・・・!!」

ぐっと顔を捻られ、正太郎に唇を塞がれた。舌を絡まれ、歯列をなぞられ。

びくん!と肉筒に包まれた正太郎のペニスが弾け、その熱が壁に当たるのを感じながら、何度目かの絶頂を果たした。

そういえば、キスされたの初めてだな、と考えながら。



机の上の携帯が着信を知らせる。真夜中だが眠りにつけそうもない十一はそれを手に取り、ディスプレイを見て目を細めた。




「はい、・・・あぁ、身体は大丈夫かい?・・・そうか、よかった。なに、連絡が来るのはもっと早いかと思っていただけだよ。

うん?・・・ああ、大丈夫、きっとそれが一番だよ。・・・え?なんだ、君にしては随分弱気なことを言うね。

大丈夫さ、彼は君を裏切ったりしない。ちゃんと毎日愛情を注げば、彼もまたそれに応えてくれるさ。

・・・追加料金?いや、そんなものは要らない。ただ迅くんを大切にしてくれたらそれでいいさ。

そういえばあのシロップ状の薬はどうだった?・・・そうか、喜んでくれたか。ふふ、部屋と媚薬はこちらからのサービスとして受け取ってくれ。

それにうちの子たちがね、君から随分上乗せ料金を押し付けられた、と逆に怯えていたからね。それをただで受け取ってくれるとこちらも安心できるよ。

え?いや違うよ、息子ではなく・・・追加注文?・・・8人?またそれは多いね。

でもいいのかい?息子たちはその子たちを壊してしまうよ?・・・あぁ、それで。

分かった、では連絡するように伝えておくよ。

ああ、それからもうひとつ。たまに迅くんの近況を教えておくれ。肌を合わさせろなんて言わないから。

ははは、ああ、では。おやすみ」



ひとしきり話すと電話をきり、安堵のため息を吐いた。
これで今日は良く眠れそうだと考えながら。






(今度は君が与えるんだよ)






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