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双子の宴


乳首開発/バイブ/拘束/調教/ペニス拘束/自我崩壊





キノトは本を読んでいた。書いてある言葉は全て英語で書かれているが、特に気にすることなく横文字を目で追い、パラリとページをめくった。
映画化もされた児童文学書。海外に出ている母から送られてきたもので、ちょうどいい時間潰しとして読み進めていた。

原文のまま読むことはなかなか面白い。訳された内容と実際の記述では若干の差異が存在する。例えばこの魔法使いの少女の名前。日本人の耳に聞き取りにくい、あまりにも聞きなれない名前のため、日本語訳されたものでは改変されてしまっている。そんな小さな差異に触れることがキノトは好きだった。

不意に腕時計に目をやる。読書を開始してすでに2時間たとうとしていた。
さすがに目が疲れた、と本を閉じ、椅子から立ち上がる。

「うあ、あひぃっいぃぃぃいい!」

大の字に拘束された男の乳首にはに白いパットが付けられ、そこから伸びた黒いコードが脇に置かれた機械に接続されていた。勃起したペニスにはコックリングが付けられ、射精は出来ない。だが尿道に刺さったバイブとその下の孔に差し込まれたバイブは容赦なく男を攻めたてていた。

男はこの無慈悲な仕打ちに涙を流し、涎を垂らしながら悲鳴のような嬌声を上げ続けていた。

「んあぁぁぁぁぁーーー!!!」

キノトは男のペニスに刺さったままの尿道バイブの電源を切り、一気に引き抜いた。ジュニュゥ!と精道に残っていた先走りが飛び散る。
ガクガクと揺れる男を気にすることなく、一度抜いたその棒をまたくぱくぱと開閉を繰り返す鈴口にあて、ゆっくりと中に沈めて行く。

「らめへぇえぇぇ!ひも、ひくて、ひぬぅぅっぅぅあああ!!!」

ガクガクと震え、何度目かの空イキを繰り返す。だがキノトはその様子にも表情一つ変えることなく、奥まで突き刺した。
そして機械の横にたつと、おもむろにいくつかあるつまみの一つをゆっくりと回す。

「っあ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」

男はさらに背を仰け反らせ、くねらせる。

「気持ちいいか」
「ぁぐうぅぅぅぅぅ!!」
「質問に答えろ」

呆れたようにいい、さらにつまみを捻ると男は一層高い悲鳴を上げた。キノトはつまみを戻し、もう一度「気持ちいいか」と問う。

「、ぁい゛ぃぃ、ひもひ、いぃれふ・・・あぁぁぁ!!」

ガクガクと痙攣の収まらない身体でイきながら答えると、キノトはつまみを少し回す。

「どこが」
「ひくびっ!!ちくび、がぁ!かゆく、てぇぇ!ビリビリってしてぇぇ!!れもぉ、あー!、ちんこもぉ!けちゅっ!けちゅもぉ、あひぃぃぃ!!きもちぃぃぃーーーー!!!」

絶叫しながら答えると、キノトはつまみを再び回す。すると男の身体はガクン!とベッドに落ちた。男は口元にわずかな笑みを浮かべ、白目をのまま気絶していた。

「あひぃぃ・・・あひぃぃ・・・」

上下する胸の、乳首に付けられたパットをぺりりと剥がす。するとその下から現れたのは、真っ赤に充血し、わずかに大きくなった卑猥な乳首だった。キノトはその乳首を指の腹で擦ると、意識の無い男は「んぅ・・・」と甘い息を漏らした。

媚薬を塗ったその上からパットをつけ、微弱な電気で攻めたてて4時間。散々調教し、すでに快感を拾うための器官と変化したアナルと、感度のよくなったペニスをも同時に攻め、乳首を責められるその刺激はペニスにもアナルにも直結するのだと意識に植え付け始めて2時間。

片方の乳首を抓みあげると、腰を浮かせてびくびくと震える。
それを確認した後、棚から黒い首輪と銀色のクリップ、そしてチェーンを4本と長めの縄を1本持ち出す。

最初に首輪を嵌める。それから2本のチェーンを遊びを持たさない様に短く調節し、首輪のリングに引っ掛けた。そのまま反対側にはクリップを取り付け、そしてさらにその同じクリップに新たに2本のチェーンを付けると、遊びをもたせて尿道のバイブにつなげる。そして赤くそそり立った乳首にクリップを付け、携帯を取り出した。



男は身体に押し込められたバイブの振動で目を覚ました。襲い掛かる快感に身体を丸める。
その時初めて自分を縛る拘束具は、腕を後ろに縛る手錠だけで、今まで屈辱的な体勢を強いてきた拘束がされていないことに驚いた。

カチリとバイブが止まり、のろのろと顔をあげると、同じ顔が2つ。

「おーおー、いい格好だなぁ」

愉快そうに笑うヤマトと、その隣で縄を持つキノトを交互に見る。

「立て」

キノトからの短い命令に男は混乱していたが、キノトがくいっと縄を引くと、男は「あぅっ!」と悲鳴をあげ、自分の状況をようやく理解した。
のろのろと立ち上がると、じゃらり、とチェーンが鳴る。遊びを持たされた乳首と尿道バイブを繋ぐチェーンは、少し動くだけで敏感になった乳首と尿道を刺激する。だがそれによってもたらされる快感に背中や首が後ろに仰け反ろうとすると、首輪と乳首を繋げる遊びを持たされていないチェーンが乳首が上に引っ張る。

そしてキノトが持つ縄はペニスを亀甲縛りにし、縄を引っ張られれば、気持ちの良いような痛いような快感に襲われる。
それだけでない。

「っんぁぁああああ!!」

押し込められたバイブと尿道のバイブが振動を始めたのだ。特に尿道のバイブと乳首のクリップはチェーンで繋がっており、振動が乳首に響いてくる。ガクガクと足が震え、立っているのが辛くなるが、座り込むことは縄を引っ張られることで許されなかった。

「あぅ、っあぁぁ・・・」

引っ張られる痛みと快感に涙をこぼす男に、それでもキノトは無慈悲に歩きはじめる。ガクガクと震える足で、男もその後に続き、ここに連れてこられてから初めて部屋の外に出た。薄暗い廊下を進む。

「亀甲縛りにする必要があったか?」
「いや、全然。ただ新しい縛り方開発しようとしたんだけどさぁ、めんどくさくなって亀甲になった」

勉強熱心だろ?とヤマトが笑い、どこが、と呆れて溜息をつく。
その後ろで引きずられる様に歩く男は甘い息を吐きながら、よたよたと歩いた。
どれほど歩いたのか男にはわからない。だがしばらく廊下を進んだ先にある扉をヤマトが開き、中に入れられる。

その部屋は男が過ごした部屋と同じ作りの部屋で、拘束され続けたベッドと同じ形状のベッドの上には、見知った顔があった。

両手をベッドヘッドに拘束され、口に棒状の猿轡を噛まされ、天井から伸びた鎖に付けられたベルトによって腰を浮かされたまま大きく開脚し、アナルから白濁液を伝わせる、その青年。
キノトは男のペニスから縄を外すと、ゆっくりと尿道バイブを抜いた。

「んぁ、あぁぁぁぁ・・・」

身体を震わせ、目を瞑って抜かれる快感を甘受する。その甘ったるい声に、ベッドで放心している青年はようやく部屋に入ってきた人物に気づき、目を開いて暴れだした。

「そうひょう!!そうひょおぉぉぉ!!」

その声が指す意味を理解しながらも、男はうっとりとした目でベッドを見つめる。一方ヤマトは暴れだした青年に笑顔のまま近づき、笑顔のまま喉を締めた。

「がぁっ・・・!!」
「ちょーっと、黙ってよぉなー?」

そう言ってぐっと力を込めると青年は恐怖から涙を流し、ガクガクと震える。ヤマトはその目を見て手を放したが、彼が再び声を上げることも暴れることも無かった。恐怖からそれらが出来なくなったのだ。
キノトはそれを確認すると、男のペニスを指でなぞる。

「ぁっ」
「答えろ。お前は何だ」

そう聞き、くるくるとむき出しの亀頭を撫でる。男は甘い息をあげながらうっとりとした表情で顔をあげた。

「お、れは、ぁ、二人の、奴隷、です」
「そうだ。お前はヤマトの精処理道具で、俺の実験道具だ。では俺たちはお前の何だ?」
「ん、は、二人は、俺の、ご主人様・・・」
「そうだ。良く出来たな」

ぐっとペニスを掴むと男は喉を反らし、じゃらりとチェーンを鳴らした。そしてキノトは男のソレを掴んだままベッドに男を連れてくる。その仕打ちにも背中を震わせ、男はベッドにぎしりと乗り上げた。

「そう、ひょう・・・」
「こいつはなんだ?」
「俺の、族の、副長で、ヤマト様に、使われた、孔です」

そう言って白濁液の零れる、締まりきらない孔を羨ましそうに見つめる。中で蠢くピンク色の肉壁が誘っている様で、無意識に唾を飲み込んでいた。

「そう。こいつはお前を探して昨日、独りでヤマトの所へ来た」

腕を拘束する手錠も外し、解放するが、男は抵抗する素振りも見せず、ただ男の孔に見入っていた。

「おとなしく帰すわけにもいかず、そのままここで調教を始めたが、生憎俺もヤマトも別件が入っている・・・そこで」

ガシャン、と横から音がしてようやく目を離すと、そこには卑猥な形のバイブや鞭、ピンク色の液体の入った瓶やらが入った箱が置かれていた。

「お前が元居た世界では、自分の部下の始末はトップが付けるんだろう?・・・こいつの世話はお前に任せる。
なに、お前が受けたことをすればいいだけの話だ」

右足に枷をつけ、鎖でベッドの脚と繋ぐ。鎖の長さはこの部屋を歩き回れるほどの余裕が持たされていた。

「しま、つ」
「そうだ。壊してもいいが、殺すな。きちんと自分の仕事をこなせば褒美をやる」
「ほう・・・び」

その言葉に未だバイブを飲み込むアナルがきゅんと締まる。キノトは最後にコックリングを外し、強く脈打ち始めたそれに指を這わせた。

「もちろん中に突っ込んでもいい。好きなだけ出してもいい・・・お前の好きなようにしろ」

できるな?という最後の確認に、男はしっかりと頷いた。
それを見てヤマトとキノトはベッドから離れ、部屋から出て行く。

「ひっ・・・、そうひょ、やめっ・・・や、やら、やらああああああああああああああ!!!」

響きだす青年の悲鳴は、扉を閉じれば聞こえなくなった。



「いつまでもつかなぁ」
「さぁな。憧れていた総長に犯されるならこの上ない喜びだろう」

携帯を取り出し留守電を再生すると、キノトは眉を顰めた。

「どうやら入金が滞っているようだ」
「あーん?・・・脅し足りなかったかなぁ」

頭を掻きながら呑気に言い、背伸びをする。

「まー、今日も出すもん出したから、もっかい行ってくるわ」
「ああ。一人くらい見せしめで連れ去ってもいいぞ」
「そーなったら連絡するなー」

留守電の内容を削除し、キノトが顔をあげるとヤマトがその頬に手を当て、優しい口づけを交わす。そして「いってきます」と言い、「あぁ」とキノトは短く返す。
そしてヤマトは仕事を行うために。キノトは本を取りに行くために。
別々の方向へ歩いて行った。





(悪夢は感染する)




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