NARUTO
3

カカシ宅に着き、シカマルはカカシの家にある忍術書を読み、カカシは相変わらずの本を読んで、しばらく経った頃、ナルトは読んでいた巻物から顔を上げた。


「・・・・・・・・・・」

「どうした、ナルト」

「・・・熱いってば・・・・・・」

二人はナルトを見ると、確かに来た時よりも顔が赤く、汗もかいている。


「五代目からの連絡はまだなんすか?」

「ああ。もう来ると思うんだけどね」

そう話しているうちにも、ナルトの呼吸は早まっている。
念の為に、この部屋全体に結界を張ることをしたカカシは、綱手から持たされていた札を、四方に貼り、印を組む。
その時、窓の外から忍鳥が結界を抜けて入って来た。カカシは、足についた綱手からの手紙を読み、顔をしかめた。


「何て書いてあったんすか?」

「・・・シカマル、これから大変だぞ。」


手紙には、ナルトが刺された針のうち、一本目はホルモン活性剤が二本目には、時間差で発動する催淫剤が仕込まれていた。と書いてあった。

「だから、効果の現れる今まで分かんなかったのか・・・。手の込んだことだねー。」

「つまり、めんどくせー事に、ナルト・・・九尾の子供を手に入れようとしたってことっすか。自分の手元で出来なくても、ナルトが木の葉の中で、子供を作ればいい・・・と」

「さすがだね〜。ま、そういうことみたいだね。綱手様は、何としても外には出すな。と書いてある。・・・・・・・・今回ばかりは、めんどくせーって言ってられないみたいだよ。・・・・始まった・・・・・」

ナルトの体の中の九尾が反応しているのか、いつもは蒼く澄んだ目は、赤く染まり、九尾の目となっていた。チャクラまでは漏れる事はない様だが、カカシは更に強力な結界をもう一つ張る。

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あきゅろす。
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