NARUTO
1
「な〜るぅ〜。そんなに睨まれるような事、せんせーしたかな??」
カカシの家のリビングで、相変わらずな本を読んでいたカカシは、可愛らしく睨んでくる愛しい子に聞いた。
「・・・・・・・・・別に何もねー」
「何もないのに、睨まないでしょ?」
「・・・・・・・・」
眉間に皺を寄せてジッと見てくる。
そんな顔のナルトも可愛らしく、顔がニヤけてしまう。
(意外性ナンバーワンのナルト君は、何を考えてるんでしょうね〜)
今日の俺ってばヘンなんだってば!!
任務が終わって、そのままカカシ先生の家に来たんだけど・・・
カカシ先生はいつも、部屋に入ったらすぐにキスをしてくれる。けど、今日はまだしてくれてない・・・。そりゃ、今日の任務は古い倉庫の掃除で体がホコリまみれで、早くさっぱりしたかったのは分かるってば。でも、お互いにシャワーだけでも浴びたし、もう・・・してくれてもいいと思う・・・。
いつもキスしてくれるのはカカシ先生から。自分からってのは恥ずかしくて出来ねー。
いつもは、キスしたいって思う前に、先生がキスしてくれてたから・・・・・。どうしたらいいか・・・わかんねぇってば!!
「なる〜、言わないと分かんないよ?」
ぜっっってぇぇぇ!この大人は気付いているはずだって!
「・・・・・・・ぃ・・て・・ば・・」
「な〜に〜?聞こえないよ?」
「うわっ」
急に引き寄せられ、気付けばカカシ先生の腕の中。膝の上に乗せられ、思った以上に近くにあった顔に更に顔が熱くなる。
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