NARUTO
2

あいもかわらず、カカシの腕にべったりな彼女。

「だれぇ、この人ぉ?上忍だよねぇ?」

ブチっと私のなかの何が切れた。
涙をふこうと手を伸ばしてきたカカシの腕をはたき下ろす。
驚いた顔をするカカシの胸ぐらをつかんで、一気に引き寄せた。
口布の上から唇に唇をおしつけた。
驚いて目を見開くカカシとキスをしながらも睨んだままの私
暫くして唇を離すと、放心してる女にむかって、言ってやった。

「こうゆうことだからカカシは諦めて」

その一言で現実に戻ってきた彼女はバタバタと走りながら消えていった。
ここには私とカカシしかいない。

「弥生、もっかいして?今度は泣きながらじゃなくて」

今度こそ涙をぬぐったカカシの手に少し頬をすりよせた。
どっと、涙があふれてきた。

「カカシが……、あの子にとられちゃうかと本気で思った」
「そんなことあるわけないでしょ」

そういいながら口布をずり下ろすカカシ。

「以弥生外、誰もいらないしね、だからもう一回弥生からキスして?」
「や、……それは、む、り……」
「俺凄く嬉しかったんだから」
「だったら今度はカカシからしてよ……」

顔を背けて言った私の顔はきっと耳まで真っ赤だ。
すっと頬に降りてきた手にしたがって顔を上げれば
カカシの顔が近づいてきて触れるだけのキスがふってきた

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