戦国BASARA
7
両方なんですけどー!!!両方嫌ですよ!昼間っからってのもあるし、縁側って…丸見えじゃないですかぁー!
『両方とも…』
「もー、美沙ちゃん可愛いなぁ。俺様許してあげるよ」
そう言う佐助は、私の頭を撫でてくれた。…でも、何を許すの?
『…な、何を?』
「何をって、旦那と仲良くしてた事。俺様やきもち妬いちゃったよー」
『…ごめん…』
そっか、いきなり押し倒してきたりしたのはそれが原因だったのか。…理由が分かり、素直に謝る私。
「いいよ、いいよ。俺様もいきなりしてごめんね?」
『ん、いいよ…?…佐助だから…』
私は笑顔で佐助を見つめる。
「…美沙ちゃん…それ、反則。俺様マジで我慢できなくなるよ?」
『えー!?や、やめてー!』
「うそうそ。…あー、そろそろご飯の支度しなきゃ。旦那煩いし給料下げられちゃ困るしなー」
『ははっ!佐助、お母さんみたい』
「ん?もういっぺん言ってみな?この悪い口塞いでやるから」
と、佐助はニコニコしながら黒いオーラを放つ。そして、私の頬を掴み、自分の方へと近づける。
『むぅー!ごめんままい!(ごめんなさい)』
「んー。美沙ちゃん可愛いからこれで勘弁してあげる」
と、頬から手を離し、顎をクイッと持ち上げる。
一瞬だけの接吻を…。
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