うたのプリンスさまっ
7
次は少しだけ長めに。
綾香の柔らかい口唇の感触を味わうように少しだけ強弱をつけて。
『ん。。。。』
綾香はまどろみながら、少しだけオレのキスに応え始める。
『んっ。。。お目覚めかな。。。レディ。。。』
ほんの挨拶程度のつもりだったが
あまりにも綾香の反応が可愛くて
思わずグッと口唇を押しあてる。
『ふぁ。。。じんぐ。。。じさん。。?』
綾香に喋る隙を与えない程のキスの雨。
キミがいけないんだよ、オレをこんな風にさせて。
二人きりの練習室に響くキスの音。
すっかり瞳をトロンとさせた綾香が言った。
『これは。。。夢。。。?』
オレは綾香の髪を掻き上げ、
白くて細い首筋に自らを埋めると、強めに口唇を押しあてた。
バラ色の刻印をキミにあげるよ。
これが夢じゃないってわかるようにね。。。
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