進撃の巨人
5
チュッ!
私からはじめてキスをした…が、一瞬で終わったせいか、兵長の表情は変わらなかった。
「そんなものなのか。」
えっ…嘘…どうしよう…!!何を欲求してきてるんだろう…まさか…だよね…。
恐る恐る兵長を見ると、呆れた眼で私の事を見ていた。
うっ
も、もう…ヤケクソだ!!えいっ!
私は、唇を深く重ね自ら舌を兵長の口に入れた。
舌と舌を絡ませながら、自分の腕も兵長の首へ回した。
兵長みたいにとろけるようなキスは出来ないけど“好き”って思いながら何度も何度も絡ませた。
私の頬を手で撫でながら、唇を離す兵長。
「それだけ?」
『っ…!?』
「これで終わり?」
『…終わり…じゃない…』
「じゃあ何?」
『…えっ』
「終わりじゃなかったら何?何するんだ?」
『…』
「何?」
『兵長と…』
「と?」
『兵長と…セックスする…』
「しないんじゃなかった?」
ブンブン…
私は真っ赤な顔を横に振る。
「体の関係は嫌なんだろ?」
ブンブン!!
「言わないとわからない。」
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