HUNTER×HUNTER

恋人という関係になってから３年の月日が流れ…

やがて季節は春を迎えた。

桜の花びらが春風に舞ってコンクリートの地面を颯爽と走り抜ける４月の初めのことだった。

天気は快晴。

仕事が休みだった綾香達は、クラピカ、レオリオ、ゴン、キルアの５人で桜の木の下で集まっていた。

レ「乾杯～！！」

レオリオの乾杯の音頭とともにお花見が始まる。

まだ未成年なのにキルアとゴンはお酒を呑んでいる。

お花見が始まってから３０分。

酔ったのか、レオリオが顔を赤くしながらクラピカと綾香にある質問をしてきた。

レ「なぁ、クラピカァ～！おめェらいつになったら結婚するんだぁ??…ﾋｯｸ」

ク「…あぁ、それはだなぁ…」

キ「ひょっとしてェ～まだ結婚の話しもしてないんじゃない？」

ク「………υ//」

レ「何だよ、図星かよぉ！！おい、クラピカ。おめェ３年も綾香と付き合ってて、まだ結婚の話もしてなかったのか？」

ク「う、うるさいっ//ほっといてくれ！」

レ「ったく、おめェは相変わらず素直じゃねェんだからよ！」

この三人のやり取りを聞いて端座したまま身を硬くしている綾香を見たゴンは、さらりと尋ねた。

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