HUNTER×HUNTER
6
…あれから一時間は経っただろうか
一向に調べものは終わらない
「はあ…」
早く綾香のところに行きたいのに…
なんだか団長が憎らしくも感じた
その時
コンコン、
とドアをノックする音が聞こえた。
「…どうぞー」
誰だよ、と思いながらも返事をすると
『シャル…?』
ドアが開いた先には、切なそうな表情をした綾香がいた。
『あの、邪魔…しないから
一緒にいてもいい?』
綾香は控え目に、心配そうな表情をしてそう聞いてきた。
「うん、いいよ。」
『ホントっ!?』
さっきまでの顔が嘘みたいに、綾香はぱあっと表情を輝かせた。
なんだか嬉しかった。
普段は我慢してるのに
素直に甘えて来てくれて…
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