テニスの王子様
1
【貴女は菊丸の同い年で幼なじみ。数ヶ月にやっと彼女になったばかり。久しぶりに一緒に登校しています】
「今日は朝練がなくて良かったにゃ。そう言えば、お前と一緒に登校するのは何ヶ月振りだっけ?」
英二は隣でニコニコしながら貴女を見つめている。
「えっと……2ヶ月振りかなぁ?全国大会の前は朝練ばかりだったからね」
貴女は指を折り数える。そんな貴女を見つめていた英二は突然肩に腕を回し顔を近付ける。
「じゃあ……2ヶ月もお前ん家に泊まってないんだね。今晩、泊まりに行ってもいいかにゃ?」
ペロリと貴女の耳朶を舐める英二。貴女がピクンと肩を震わせと自然と甘い喘ぎが漏れる。
「んっ…英二…ダメだってばぁ…。本当に、もう……」
貴女は軽く睨みながら英二の額にでこぴんをすると、英二は貴女の腕を掴み笑顔を向ける。
「あのさ、久しぶりだからさ、学校サボっちゃわない?こんなにいい天気なんだし、偶にはお前と一緒にいたいにゃ。ダメかにゃ?」
「ん…別にいいけど……」
貴女がそう答えると、菊丸は手を引き公園へと連れて行く。
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