テニスの王子様
12

乳首が透けて見える。
それに、従来の物よりも短い丈のスカートの為に、下半身は風通しが良いのかスースーする。

「何でこんなに短いんだろう」

美穂は独り言を呟きながら、鏡の前で何度かクルクルと回ってみる。

「うん…まぁ、良いか。気にしてたらキリがないし……」

美穂はクローゼットの扉を閉めるとベッドに戻り、勢い良くダイブした。
目の前にある枕を両腕で抱き締める。
これからの事を考えると自分の心臓の動くが早くなっていくのが良く分かった。
両足をバタバタと動かしベッドを揺らすとスプリングが鳴る音が部屋中に響いた。

「おい、何やってんだよ?」

突然背後で、聞きなれない声がした。
美穂は慌てて上半身を起こし声がした方向へと身体毎向けた。
声のした方向は、先程鳳が出ていった扉だった。
その扉は何時の間にか開かれ、そこに目を見張るような美青年が腕を組みながら立っていた。

「あ、なた……誰……?」

美穂は、その青年から目を離さずにそう問う。
すると青年は後ろ手で扉を閉めると鍵を掛け、ゆっくりと

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