テニスの王子様
7

正面にある窓に釘付けになった。
窓の外には広いテラスがあり、そこはオープンカフェになっていた。

「す、ごい……外でも食事が出来るんだね!!」

美穂は感嘆の声を上げるとテラスに向かう。
そんな美穂の姿を目を細めながら見つめていた鳳は、美穂の背中に向け声をかけた。

「俺の仕事が休みの時はカクテル作って上げるから、一緒に飲もう。」

美穂は鳳の方を向くと

「うん、長太郎の作るカクテル楽しみにしてるからね!」

満面の笑みを向け鳳の元に戻り抱き着いた。

「美穂の部屋に案内するよ……」

鳳は抱き着いている美穂の髪を優しく抄き耳元で囁いくと、美穂はコクンと頷き両腕を離し顔を上げた。

「美穂の部屋は二部屋あって、片方はプライベート用になるからね。そっちの部屋に美穂の荷物を運んでおいたから」

鳳は美穂の肩を抱き締めながら部屋へと促した。
茶色のドアには赤い文字で『美穂'S ROOM』と書いてあるプラカードが掛かっていた。
ドアを開けると右手にトイレと浴室がある。
部屋の中央にはダブルベットとサイドテーブルがあり、

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あきゅろす。
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