テニスの王子様
1
【貴女は手塚の家で一緒に受験勉強をしています。】
「国光…この公式使えばいいの?」
貴女は数学の教科書の公式を指差し国光を見つめる。
「あぁ、その公式を使えば簡単に解ける。その問題が終わったら、次はこっちの問題だ。」
国光は参考書の例題をシャーペンで指す。
「え、もう休憩にしようよ。頭使い過ぎでパンクしそう。」
貴女は右手に持っていたシャーペンをノートの上に投げ出すと、そのままゴロンと寝転ぶ。そんな貴女を呆れた表情で暫くの間見つめていた国光は、貴女の隣に移動すると覆い被さり顔を近付ける。
「お前が勉強を教えろと言って来たんだろ?」
眼鏡越しに貴方を見つめる国光。
「まぁ…そうだけどさ…。国光は頭が良いから簡単に解けるけど、私はバカだからさ……。」
貴女がいじけて顔を逸らすと、国光は眼鏡を外し貴方の顔に手を添え深い口付けをする。
「んっ…んんっ……」
貴女は突然の事で驚き目を見開くが、国光はそんな貴女にお構いなしと更に深く舌を絡ませる。
「んんっ…ぁん……ッ」
貴女の口の端から唾液が垂れると国光は唇を離しペロリと唇を舐める。
「俺はお前が好きだからこうやって勉強を見てるんだ。お前は決して馬鹿ではない。それだけは忘れないでくれ。」
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