るろうに剣心
9

「なんでもない!馬鹿剣心!!ほら、洗濯が終わったら次はお昼を作んなさい!!アタシはもう手伝わないから!」

「…薫殿!?」

予想外の言葉に少し動揺を隠しきれない剣心。何で?と言った感じの顔だ。

本当に大した自信家だこと…
そんな剣心に半ば呆れる。

「もうその手には引っかからないからね!」

そう剣心の耳元で呟いて、そのままアタシは自分の部屋へと去ってっ行った。

剣心の呆然とした顔が頭に浮かび思わず笑みがこぼれた。

――――

一方剣心は、自分の腹黒い作戦がバレてしまい、情けなさと恥で一杯一杯だったが、その後きちんと言われた通り昼飯を作った。だけど、その日一日中薫殿とは気まずかった。(剣心だけ、薫はすがすがしい気持ちで一杯だった)

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