るろうに剣心
4
綾香は汗ばんだ手を強く握った。
「ヒック!んだ〜ぁ?愛想悪りぃな〜?」
男はヘラヘラと笑って嫌な目つきで綾香の事を眺めた。
「…そうかしら?」
「あ?」
綾香は唾を飲んで覚悟を決めた。
「…あなたたちと遊んであげてもいいわよ。」
綾香はニヤリと笑って男たちを誘った。
「ははっ!分かってんだろうな?」
「ええ、もちろん。」
─あなたたちが行くのは地獄だけどね…
綾香は懐の短刀を着物の上から握り締めた。
「なら早速相手しろよ…っ!!」
男は綾香の手首を強く掴んで引っ張った。
「…!!」
─しまった…!!
あまりに突然の出来事で綾香は動けなくなってしまった。
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