ハリーポッター
4
(ん…なんかシーツが…パリパリする。それに…なんだか、この匂い落ち着く…。)
僕がベッドの中で体をモゾモゾと動かすと、体に違和感を感じた。
「っう…いったぁああああ;;」
(何、何、何すごく痛いんだけど。それにここ…どこ!?僕のベッドじゃないんだけど…。)
「…ハリー、起きたのか。」
「え……スススススネイプ先生っ!?」
「そんな大声を出すな鬱陶しい。」
「え、ちょ、なんで…」
「気持ちよすぎて記憶でも飛んだかね?」
「はっ!?///」
こんな会話をするうちに昨日の夜の出来事が鮮明になってゆく。
(僕は…先生になんてことを…)
(というかなんてことをされたんだっ///)
「ごめんなさいっ…。僕、先生の紅茶に…!」
「そんなことは承知している。」
「え…っえ!?」
「我が輩は魔法薬学の教師だぞ?あんな簡単な薬、気付かないわけないだろう。」
「じゃあ、なっ…なんで、こんなことを…///」
「昨日の夜言ったではないか。」
「昨日……?」
「もう一度言わなきゃならんのかね?」
「……あ。」
もしかして。昨日言ってた、『愛してる』って…。
「本当だ。我が輩の本音を言ったまでだ。」
「ほ…本当?本当に言ったの?」
「本当じゃなければ、あんなこと言わない…」
気のせいかスネイプの顔が赤い気がする。
「僕も、僕も先生のこと大好きっ!」
「…名前で呼んでくれないのか?ハリー。」
「…愛してる、セブルスっ…」
僕は全然自分の気持ちに気がつかなかったけど、今こうやってセブルスと愛し合うことができた。
お互いに気持ちが通じ合ってからの関係じゃなかったけど、こんなことから始まる関係も、ちょっといいかもしれない。
セブルス、僕は幸せだ。
いままで家族の愛もなにも感じ取れなかったけど、やっと心から愛し合うことができる人に出会えた。
…ちょっとはフレッドとジョージにお礼しなきゃね。
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