ハリーポッター
3
――――――――「ポッター。」
「……ん…。」
「起きたまえポッター。」
「…あっ…え!ぼ、僕寝ちゃって…、」
「そんなことは承知している。」
「ごっごめんなさいっ!」
(やばい 怒られる!また問題増やされる―っ)
「別に怒りはしない。顔をあげろ。」
「…え……、」
不意に唇にふわっと当たった。
それがなんだか認識ができなかったが、でもそれはとても暖かくて気持ちがよかった。
「せ…んせ?」
たった数秒の出来事から我に返ると、僕の目の前にはスネイプの顔があった。
「ポッター、そんな目で見るな。我が輩を誘っているのか?」
「ちっ…ちがっ…!」
「嘘をつくのは良くないな。」
「ふぁっ…」
耳のそばで囁くスネイプの吐息が首にかかり、思わず声が漏れてしまった。
「ふっ…相変わらず可愛らしいな、ポッター。」
「…へ?」
「…愛している。」
スネイプの唇から発せられたその言葉を僕は理解ができなかった。
まさか、冗談……
「顔が赤いぞ?ポッター。」
首に吸い付くようなキスを施すスネイプの先に、先ほどまであったスネイプの紅茶の中身がないのに気がついた。
まさか。
フレッドとジョージがくれたのは、媚薬?惚れ薬?
どちらにしてもそのようなたぐいの薬であることは間違いない。
「せんせっ…!ちょっと、待ってっ!」
「なんだね。こんな時に。」
(こ、こんな時…///)
「あっあの、僕、紅茶に、その、薬をっ…!」
「なんだ急に、紅茶なんてどうでもいいだろう。」
「それが、よくないんでっ…ふっ…ぅ」
スネイプが僕のワイシャツの中に手を侵入させてくる。
「…ハリー……」
「んぅっ…」
「…ここじゃなんだな。…我が輩のベッドに移動するか。」
「へ…?」
そ言うとスネイプは僕を軽々と横抱きにして、隣の部屋へ連れて行こうとした。
「まっ…待ってせんせっ…。やめっ…んぅっ…」
抵抗する僕に息継ぎもできないような深いキスを施す。
濃厚なキスに意識が朦朧となる。
「…これでも嫌か?もっと…素直になったらどうかね?」
「(なんでか)…嫌、じゃないけど」
(なんというか、申し訳ないんだもん…。薬、僕のせいだし。)
「ならば問題なかろう。」
「えっ…うわっ!」
ベッドに乱暴に落とされると、スネイプが目の前に顔を近づけてきた。
「ちなみに貴様が子供だろうがなんだろうが、我が輩は容赦はしない。おとなしく…抱かれろ。」←鬼だせぶるすぅーw
その台詞をきいてからすぐ、快楽の渦に溺れて僕は意識が途切れた。
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