ハリーポッター
4

「みんなしてクロリスクロリスって。どうせあたしなんか可愛くもないし好きな人にすら振り向いて貰えない。別にあたしなんかいなくてもいいんだ。教授だって早くクロリスのもとに戻ったらどうなんですか!私なんか放っておいて下さい!いい加減馬鹿にするのも辞めてよっ」



子供のように泣き喚く。




その瞬間薬品のツンとした匂いが鼻孔をかすめ、視界が真っ暗になった。




「なにか…勘違いをしてはいないかね」


気づいた時には、は教授の胸の中にいた




「我輩が本当にこうしたかった相手は、だけだ」



『え…?』


意表を突くような発言に驚いたその瞬間教授の白くて細い手が、サッとの涙を掠めとった。



思いもしない事態の連続に頭が上手く働かない



余りの恥ずかしさに、スネイプの体を押しのけようとするが腕がきっちりと絡みついて##NANE1##は身動きが取れなくなった。



『教授…どうして私にこんな風にするんですか。クロリスは、、先生にはクロリスがいるんでしょう?』


「、誤解をしているようだ。何故我輩がわざわざグリフィンドールの生徒を追いかけねばならない!何故我輩が好いてもおらぬ生徒にこのようなことを成さねばならない!これでもまだ分からないのか!それともお前の我輩に対する気持ちは偽りなのか!」



『あ…教授…もしかして気づいてらしたのですか?』
教授の真剣な口調に言葉が震えた

「勿論だとも。少々開心術を使ったがな」


『開心術で!?いつの間にそんな…ずるいです。じゃあさっきのは?』





「先ほどのあれは…Missテレジアが急に思いを寄せて抱きついてきたまでだ。我輩は彼女に応える気はない。安心したまえ」




『ふゎぁ…良かったぁふぐっ』

安心したのかの目から涙が再び溢れ出した。



「本当に泣き虫だな。辛い思いをさせて済まなかった。」

そう言うとスネイプはをひょいと抱きかかえ、奥の私室へ向かった。



『ちょっと教授?!どこへ行くんですかー!重いから離して下さいっ』


『…』

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