薄桜鬼
1

今日の私はかなりオーラが暗いのだろう。誰一人として声をかけてこない。


「おはよう…って何?この重い空気…」

「おはようございます、沖田さん。」


ニコッと笑って挨拶すると幹部のみんなが顔を引きつった表情をする。平助くんと永倉さんなんて青ざめている。


「どうしたんだよ…。奈美不機嫌だぜ?」

「目が…目が笑ってねぇ…!!」

「怖ぇぞ…。あの笑顔」



幹部の人たちがそんな会話をしているなんて知らず私は淡々と朝ご飯を食べていた。


「あっ一君、おはよう。」

沖田さんの言葉で襖の方を見るとそこには一さんの姿が。


「おはようございます、斎藤さん」


¨斎藤さん¨の所を強調して言ってみる。一さんはすぐに原因がわかったみたいで、慌てて私の所へかけて来た。

[次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!