#8




貴方の薬指が足りない
しょうがないなあ、一度きりだよ
もう何もわからないけれどそれがきみの愛だと云うことだけは知っていました
ああほら、世界を投げ出すことすら愚かだと謂うのに
薄れゆくコルトバルブルーの嘲笑
痴れ者の軌跡
夏の夜。蜘蛛の死に様というものを考える。
叩きつけた鍵盤の行方
夕暮れ時の恋患い
今宵三時に記憶と二人
キミを殺すボクの右手
痕くらい濁さなくては追い掛ける気にもならんのだよしかし
電話越しに愛を囁くカナリア
死因は要らない
連弾尽くしのラブソング
お優しい判断基準は好きだった
不自然な愛ほど美しい
後悔さえも潰えたよう
我が身は死人の世界です
モザンビークの海岸
忘れ去られた花言葉
ハロウィン・パーティーの眠る夜
じゃあ最初から愛してくれりゃあ良かったんだ
貴方のことだけが大嫌い
さながらアスファルトに浮かぶ白昼夢のように
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峙つ(側立つ)悲しみの向こう側
行き場のない寂莫を探しております
宇宙の氾濫
安堵はしたくない。不安だけでいい。あなたが消えてしまうなら。
空々しい愛撫
汚してしまった君のすべて
魚の鰭の形をしたぼくの両足
Desire you as a greedy!(あなたを貪り食いたいわ!)
恵まれなかった巣窟の窓際
愛されなかった憂鬱と背理
バイリンガル警報
降参した君の上唇に構築した愛を惜しみなく与える私の恍惚
柳と燕と金魚鉢
炭酸水に眠る
なにもいわずに暴いて欲しい
ぼくの秩序は破壊されたよ
駄々っ子真似っ子甘えっ子
号泣するきみの涙ばかりが愛しくってつい傷つけたくなっちゃうのさ
乱反射と相反
腐った果汁
間違いなく間違った倒錯の考察
あらゆる国のあらゆる言葉のあらゆるさよなら
さみしんぼの背中
僕の辞書には不足しかない
ありふれた愛も欠けちゃった








あきゅろす。
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