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SD夢小説
1000hit御礼(水戸)



『また桜木くんの所行くの?』

「あぁ。だって面白いんだアイツ。」



そう笑って、水戸洋平は体育館へと、桜木軍団他と共に向かっていってしまった。



『最近ずっとバスケ部観に行ってる。』

「なんだなんだ?バスケ部にヤキモチか?」

『ひ、瞳!違うから―!』

「じゃあ桜木花道にか?」

『別にそんなんじゃ…。』



別にヤキモチを妬いてなんてない。

ただ、もう少し一緒に居たいというか
話していたいというか…

でも、最近前以上に楽しそう。

水戸くん。



『私もバスケ部見学に行ってみようかな…?』

「良いじゃん、それ。あわよくば送って貰えるかもよ。」



ニヤニヤと変なことを言う。

そんなわけないじゃない。



『とりあえず、行ってみようかな。』



そんな軽い気持ちで体育館へ向かった。


――――――――――
―――――



「あそこじゃない?」



体育館裏の扉の前で何人か見学し、盛り上がっている姿が見えた。

そこには、ちゃんと水戸くんの姿も。



『かなり楽しそうだね。』

「本当。何がそんなにウケるんだか…。」

『ね。……って、え?』



あの子って確か…



「あれ水戸の隣にいるのって、赤木さんじゃない?」

『うん。』

「随分仲良さげだね。」

『……』



本当に仲良さそう。

私と話すときよりも
何だか…楽しそう。



『あ、私やっぱ用事あるんだった!帰るわ。』

「ちょっと亞柚!」



瞳の声を無視して走った。

滅多に女子と話さない水戸くんが、あんなに楽しそうに笑ってた。

私と話すよりも…。

だから、
見ていられなかった。



『瞳置いてきちゃった…。』



最低だ、私。

これじゃただの嫉妬だ。

でも、解るんだ。
桜木くんとかがなつく理由が…
もちろん水戸くんも。

だって、赤木さん…
可愛いし、性格良いし、何より皆を怖がらない偏見を持たない子だから。



『これじゃ、敵いっこない。』



そんな事を思いながら帰り、眠りについた。



―――――――――――
―――――



「よっ!」

『ぁ…おはよう。』



次の日、学校に行くと既に水戸くんが来ていた。



「雨月さ昨日、体育館裏に来てただろ?」

『え?』

「後ろ姿が見えてさ。」

『あぁ。桜木くん見に行こうと思ったんだけど、用事思い出して…。』

「なんだ、残念だったな。」

『う、ん。』



あんな一瞬で私って解ったんだ。

何か…嬉しい。



『ねぇ、水戸くんって、赤木さんと仲良いの?』

「晴子ちゃん?」



晴子ちゃんって呼んでるんだ。

私は、苗字なんだけどな…。



『うん、昨日何か仲良さそうに見えて。』

「良いと思うぜ。いい子だよな晴子ちゃん。」



やっぱそう思うよね。

好き、なのかな?



「……」

『そうなんだ…。』

「…雨月ちょっと来い。」



腕を引かれて廊下に連れ出された。

あまりにも急の事で
言葉が出てこなかった。



「なぁ、雨月なんか勘違い、してねぇか?」

『何を…?』

「俺は、確かに晴子ちゃんとは仲は良いと思うぜ。でも、好きじゃねぇよ。」

『…!』



−好きじゃねぇよ。−

今、水戸くん、そう言った?
じゃあ本当に私は勘違いしてたって事?



『そうなんだ…良かった〜。』

「良かった?」

『……』



やばい。
勢いでつい本音が…。

流れで言ってしまっても良いかな?



『水戸くn――』

「雨月、好きだぜ。」

『え?』

「俺が好きなのは、晴子ちゃんじゃなくて雨月だよ。」

『…!』



うそ…。
これって夢じゃないよね。



「…亞柚。」

『はい!』

「返事は?」

『…私も水戸くんが好き!』



瞬間、水戸くんに抱き締められた。












1000hit御礼小説

(晴子ちゃんにヤキモチか?)(ち、ちがうもん)(素直じゃないな)(ぅ…)












あとがき

更新率上がってるかな?
どうも、1000hitしました!
ありがとうございます。

ぶっちゃけ管理人は、今時スラムダンクって流行ってるのかな?という感じで、ただの自己満で書いてたんですが、思った以上に読者の方がいて感激です。

今回は水戸くん書きました。
花道の良き理解者ですよね、彼は。
三井の次くらいに好きです。
付き合うなら三井か水戸くんですね(笑)

では、ここまで読んでくださり
ありがとうございました。


2012.03.27


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