幼帯A
…キラリ
鋭く光るアイスピックの尖端を勢いよく自分の足に目掛けて
振り落とそうとしたが、
「ますたぁ?」
マスターに止められた。
なんで?ニンジンさんを見つめるみたいに僕を見つめてよ?
ねぇ、マスター。
「こら!また危ない事しようとした!!ニンジンさんは串刺してもいいけど、帯人の身体はダメだよ!傷付けるの禁止!わかった?」
あ…マスターにアイスピック取られちゃった。
「…ぅ。やだよ、刺さなきゃマスターかまってくれないもん!」
無残な姿のニンジンは見つめても僕の事は見てくれない!とマスターに主張してみた。
「ダメ!!そんなことしたらもうずーっとかまってあげないよ?いいの?」
……。
「ずっと?や、やだッ!!マスターとずっと遊べないなんてやだ!寂しい!!」
「よしよし、いいこ。もう少し待ってたら遊ぶから。ちょっと待っててね?」
「うん!!」
わかったよマスター。
僕の大好きなマスター。
僕いいこで待ってるからはやくきてね。
僕はソファで寝転びながら愛しいマスターが遊んでくれるのを待った…
料理を終えて姫は帯人のもとにやってきたが。
「あれ?寝ちゃった?」
クスッと微笑みながら姫は帯人の頭を撫でる
「ん…姫…ますたぁ。」
目を覚ました帯人に話を聞くと、
いっぱいマスターと遊んで貰う幸せな夢を見たそうです。
END
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