悪魔も喘ぐ夜
*
麗はどうやら意地でも動かないつもりら
しい。
俺は麗の肩をわざと強めに揺すった。
「麗、それはキャンディでもチョコレート
でもないから。
さっさと起きて布団に戻れよ」
「知ってるよー。
これはお兄ちゃんのちくびー」
えへへーと笑いながらもう片方の突起を
捻る。
…今なんて言った?
寝ぼけてない?分ってる…のか?!
頭がついていけなかった。
動けない俺の突起を再び口に含んで吸う
麗は俺の知らない顔をしていた。
「甘いお兄ちゃん大好き。
甘いお兄ちゃんのちくびも大好きー」
ちゅぱっ
麗はわざと音をたてて突起を離す。
そして俺に笑顔を向けた。
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