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悪魔も喘ぐ夜
*


 一通りマッサージしてやってからシャワ

ーのお湯で丁寧に泡を洗い流す。

 麗はといえばくすぐったそうな楽しそう

な声ではしゃいでいる。


 髪を洗うだけでこんな大喜びする麗はな

んて可愛いんだろう…とか思うのは俺だけ

なんだろうか。



 交代で頭と体を洗う。

 俺が体を洗う番になって麗に先に湯船に

入るように促したが入ろうとしない。
 
 体を洗うスポンジを握りしめて


「今度は僕が洗ってあげる!

 背中流すのー!」


 まぁ背中だけならいいか…。

 そう思い、椅子に腰かけて麗に背中を向

ける。


「これでいいか?」

「うんっ」





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