二人の恋愛日記♪
〈4〉
「ケーキ…食べないのか……?」
ケーキより美味しそうな恋人の肌に夢中になっていると、少し残念そうな声音で問いかけられた。
ルルーシュ顔真っ赤だ…
ケーキも食べたいけど、ルルーシュも欲しくなってきちゃった…
「食べるよ。ルルーシュと一緒に…」
じわじわ詰め寄る僕から逃げるように後ずさって、隣にあったベッドに追い詰めると観念したのか僕のキスに応えてくれた。
「んっ…んん…」
「ルルーシュ…可愛い…」
そっとベッドの横にルルーシュの身体を寝かせようと背中を支えてあげたんだけど…
「はっ!ダメだ!」
「えぇっなんで!?」
「これじゃダメなんだ!」
急に身体を押し返され、正直何が何だかわからなくて、軽いパニックに陥った。
「どっどうして!?」
何で!?
この前も愛し合ったのに…
僕のこと嫌いになっちゃったとか?
クリームかけたことめちゃくちゃ怒ってるとか?
「ルルーシュぅぅ…」
あまりにショックな出来事に僕は涙目になって俯く。
「あっいや…違うんだ……今日は特別な日だから…その…ちゃんと俺からしたい…」
えっ?
俺から?
えぇぇぇ〜!!!
鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしてると、ちょっと不機嫌そうな顔をしてた。
少し潤んだ瞳が堪らない…
「ルルーシュが…してくれるの?」
「そうだ…有りがたく思え…」
照れ隠しなのかツンっとそっぽを向いてしまったけど、すぐに向き直って僕に触れるだけのキスをしてくれた。
こんな展開初めてで、戸惑ったのもあったけど、それ以上に嬉しかった…
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