僕と君の恋愛日記♪2
〈3〉
「バッバカか////」
ゴンっ
恥ずかしさのあまりルルーシュはおもいっきりスザクの頭をぶった。
それと同時に、鈍い音が響く。
「うぅぅぅ……痛いよぉ…」
「あっ…悪い…」
照れ隠しとはいえちょっと強く殴り過ぎたと反省…
「外では人目もあるから、てっ手を繋いだりするのは、2人の時にしてくれ…」
お詫びの気持ちも込めて少し譲歩してやるルルーシュ。
「ホント!?やったぁぁ///」
スザクはとても嬉しそうにしている。
手を繋ぐだけでそんなに嬉しいのか?
ふふっお手軽だな。
なんて思っているルルーシュだが、スザクの笑顔だけで嬉しくなれる彼もまたお手軽だ。
そうこうしている内に、通いなれた学校へと到着する。
ガラっ
先にルルーシュが教室に入り、そのすぐ後にスザクが続いた。
真っ直ぐに自分の席に向かおうとし、歩みを進めていると、ふっと醜い顔が視界に入り口元がひきつる。
なっなんなんだいったい…
ルルーシュが驚くのもそのはず、自分の後ろの席に座っていたリヴァルの顔にはスザクよりもヒドイ4つの絆創膏が貼られていた…
ルルーシュの顔を見るなりリヴァルは凄い勢いで立ち上がり、恐ろしい形相でズンズンとこちらへ向かってくる。
ヒっ…こっ殺される!!
咄嗟に自分の身の危険を感じ、一歩後ずさったが…
振り返った後ろのスザクも般若のような顔をしていた。
ヒっ……ダレか…
逃げ場のなくなったルルーシュは背後で仁王立ちをしていたスザクにぶつかる。
「ルルーシュ!!!」
「はっはい!!」
あまりの迫力に返事が敬語になってしまった。
「今日の放課後話があるから、屋上にきてくれ!!!」
「わっ分かったっ――!!」
怯えきったルルーシュは、何も考えられずに即答する。
ルルーシュの返答に、今まで黙って成り行きを見ていたスザクが彼の前へグイッと立ちはだかった。
「リヴァル!!!ルルーシュは僕とつ「ふぐっ!!」
スザクが言おうとしたことを瞬時に察知し、ルルーシュは咄嗟に後ろからスザクの口を塞いだ。
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