僕と君の恋愛日記♪2
〈1〉



ふふっ

顔のニヤニヤが止まらない。


ルルーシュに告白し、OKをもらった帰り道。スザクは始終ニヤニヤしていた。


嬉しいな。どうしよう…僕幸せ過ぎて死んじゃうよ////
ルルーシュが付き合ってくれるなんて思わなかった。いっつも怒らせてばっかりだったから、鬱陶しがられるんじゃないかと思ってたのに…


あっでも、僕が泣きそうな顔して言ったから仕方なく付き合ってくれたのかも…

ううん、そんなことないよ。最後はルルーシュも『俺だけを愛せっ!!』って言ってたし…


それに嫌いな人とはお情けでも付き合ったりしないよね?ルルーシュは…


なんて1人で百面相しながら家に帰った。
家と言ってもスザクは学園の寮に住んでいる。アッシュフォード学園に通う生徒はほとんどが寮生活だ。ここでは朝昼晩の食事もでるため、進んで寮に入るものが多い。スザクもその内の1人である。


寮に戻ったスザクは、部屋に飾ってあるルルーシュと自分が写った写真を眺めながら、夕食までの時間を過ごしたのだった。




夕飯の時間



今日は何たべようかなぁ♪


ここの食事はみんな同じではなく、いわゆる食堂的なシステムになっている。だから毎日自分の食べたいものが食べらるんだ。しかも美味しいと評判もいい。


「おばちゃん!!カツ丼下さい♪」


スザクは人一倍大きな声で食堂のおばちゃんに呼びかけた。


「あらスザク君今日は元気ねぇ。何かいいことでもあった?昨日元気なかったからおばちゃん心配してたんだよ。」


おばちゃん優しいなぁ…
本当のお母さんみたいだ。ここの食堂で働く女性は中年の人が多くて、みんな寮生のお母さん代わりだ。


「うんっ////すっごくいいことがあって☆」


「そうかい、じゃぁ元気になったスザク君に特盛カツ丼プレゼントするよ!!」

そう言って食堂のおばちゃんはエッヘンと袖を捲り上げた。


「ありがとうおばちゃんっ!!」


特盛カツ丼を受け取ったスザクはルンルンで席につく。


ルルーシュは今日何食べてるかなぁ…
ルルーシュと一緒にたべたいなぁ…


そんなことを考えていると、隣の席に1人の少年が陣取った。


「よっスザク!!ご機嫌だな!!」


同じクラスのリヴァルだ。

「あっリヴァル!!」


「なんかいいことでもあった?あっ分かった!!ルルーシュと仲直りしたんだな。」


「うん!!そうなんだ☆」


スザクはとても嬉しそうに答える。
ここで止めるべきだった。しかし今のスザクはルルーシュと深い仲になれたことを話したくて仕方がない病にかかっている。
故に止まらない…


「しかも僕の気持ちに応えてくれて、付き合ってくれるって////僕もう嬉しくて変になっちゃいそうだ!!ルルーシュ大好き/////」


スザクの嵐のような告白を聞いてリヴァルは硬直した…


「スザク……今なんて?………」


「だ・か・ら、僕ルルーシュと付き合うことになったんだ////」


頬を赤らめ嬉々として話すスザクをリヴァルは呆然と見つめる…



あのルルーシュがスザクと付き合ってる!?まさか…あのプライドが高くて素直じゃなくて、でも実はすっごくナイーブなあのツンデレラのルルーシュがスザクと!?


唖然とするリヴァルを見てスザクはやっと自分の言ってしまったことに気づく。


Σあっどうしよう。言っちゃいけないってルルーシュに口止めされてたんだ;
どうしよう…また怒られちゃう; ;


「あっリヴァル今言ったことはみんなにはな「ウソだ!!!!」


スザクの言葉を遮りリヴァルは大声でそう言い放った。


「あのルルーシュが、いくら幼馴染みとはいえ男のお前と付き合ったりするはずないっ!!」


リヴァルのまさかの全否定にスザクはビックリして、目を見開いた。


「なんでそんなこと言うの!!ルルーシュは今日僕と付き合うって言ったんだ!!」

「違う、お前が勘違いしてるだけだ!!」


「そんなことないよ!!だって僕たちはもうキっキスだってしたんだ////」


赤くなりながらスザクは必死にリヴァルに抵抗する。

「Σなっキスぅぅぅ!!!!???」


スザクの口からでた言葉にリヴァルは絶句した。


「どうせ無理矢理したんだろ!?ルルーシュは体力ないからお前にせまられて抵抗できなかっただけだ!!」


「うっ…」


決して同意の上ではなかったためスザクは反論できなきなる。


「絶対そうだ!!友達だったお前に急に変なこと言われて気が動転しただけだ!!ルルーシュはイレギュラーに弱いからな!」


「リっリヴァルには関係ないだろ!!!これは僕とルルーシュの問題なんだから、リヴァルは口出さないでよ!!」





それを聞いたリヴァルはカッとなり、同じく激昂する少年の前へと身を乗り出した。









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あきゅろす。
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