little garden ☆
〈1〉





『うさぎは淋しいと死んじゃうって本当?』


『ええっ本当よ。うさぎはとても淋しがり屋なの。だから大好きな人に愛してもらえないと、淋しくて消えてしまうの…』



『……可哀想……』



『そうね…でもそれはね、悲しいことばかりじゃないのよ。恋を知って今まで感じたことのない喜びを知ることができる。』


『喜び?』


『そう、喜び。花ってこんなに綺麗だっんだとか、空ってこんなに青かったんだとかいろんなことに気づかせてくれる。世界が輝いて見えるわ。恋はね、魔法なの。愛してもらえなくても、その喜びを胸に幸せな夢をみることができるわ。』


『う〜ん…よくわからないよぉ…』


『ふふっいつかわかる時がくるわ。』






それは淋しがり屋のウサギたちの恋の物語





大きな木たちが鬱蒼と茂る静かな森。
その奥深くにそれはあった。
誰も知らない秘密の場所。
生き物が住めないほど美しい泉が涌く。

周りを囲む色とりどりのお花畑。
楽園と呼ばれる至上のオアシスは妖精たちのもの。


汚れを知らない妖精の集う神秘の楽園



斗ittle garden










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あきゅろす。
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