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★小説
※ムカつく…けど、好き。<千石清純


───…嗚呼、


どうして、アタシはアンタを好きになっちゃったんだろうね。




『ぁあっ…やぁっ』


「…痛かった?めんご。」



そう言いながらも彼の手は私の胸を愛撫するのを止めない。


寧ろ、私が吐息を漏らせば漏らす程激しくなってきている。


『だ、だって…ひゃあぁっ』


「ホラ、そんな足を捩らせてさ…気持ちいいんでしょ?」



秘部にも手を伸ばし、下着を寄せるといきなり指を二本挿れてきた。

苦痛に顔を歪めれば対照的に彼の顔は何処と無く嬉しそうだ


『ひぁっ…』



しつこい秘部への愛撫に一際声が高くなり、羞恥により頬に熱が集まる。

それを見た彼は愉しげに口角を上げた。

余裕綽々としながらも彼の指は的確にイイ所を突いてくる。それが今までの経験を物語っているようで癪に障る。


『も…、やめてっっ』


「ふーん…本当にいいの?」



正直辛い。
…けれども、清純だってそれは同じな筈。


私はゆっくり頷いた。



「…」

彼は私の秘部から指を抜き腕を組み俯くと、暫く無言で居たがふと突然顔を上げると苛立たしい位の笑顔で私をまた押し倒す。



『っ…な、に』



「姫ちゃん、嘘は体に良くないよー?」



『意味分かんな、い…』



私の足を大きく開かせると顔を秘部に近づけ焦らすよう舌を這わす。そのもどかしい感触に小刻みに躰を震わせてしまう。


ベルトを手早く外し、充分に濡れている私の秘部へ反りたった自身を一気に挿入する。私は生理的な涙を零しながら快楽に呑み込まれていく感覚がし、意識が朦朧とする。


『ぁっ…んっ、ひぁあっっ』



意識を手放す直前に私の耳元へ唇を寄せるとこう言った


「…愛してるよ、姫ちゃん」





私も好き、愛してる…──





───…だなんて、まだ言ってあげない。






+fine+




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