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鮫連載
初めまして、ご主人様01




雨の日はどうも気分が乗らない。

雨の守護者の俺がこんなこと言うのは間違っているのかもしれないが、乗らないものは乗らない。

髪は濡れてへばりつくし、隊服も重くなる。

気配こそ隠しやすくなるが、動き辛くなるのならあまり意味のないようにも思える。

あ゙ー、くそ。

加えて今日は雷ときた。

帰ったらレヴィの野郎絞めてやる、そう思って帰路についた。













「ゔぉおい、帰ったぞぉ。」



やっとアジトに着き、部屋に入る。

ボスへの報告はシャワーを浴びてからだ。

気持ち悪くて仕方がねぇ。




そう思い風呂場に向かおうとしたが、ふと、いつもと違うことに気づく。

いつも帰ってくるなり寄ってくる名前が今日に限って姿を現さないのだ。

以前ベルが廊下を歩いているのを見たと言うが、また部屋から出ているのだろうか。

全ての部屋を一通り見たが姿を見せない。




「…ボスの前に談話室かぁ」


居るのならあそこだろう。

ベルやフランに玩具にされている可能性がある。



それはそれであまりに可哀相なので、早々にシャワーを浴びることにした。









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