Cheeks goaf
真夏のアバンチュール
夏です。
本州はめっきり梅雨明けし、地方では39度を記録。
まさに真夏といっていい日が続く今日。
井上和彦は暑さ凌ぎに入ったスターバックスでアイスコーヒ―を一つ頼んだ。
「関ちゃんは何にする?」
問われて後ろに並んでいた関俊彦は額の汗をぬぐいながら答えた。
「自分で払いますよ!」
「…そこのスムージーでしょ?飲みたいの」
「うぐ…!なんでわかったんですか!?」
和彦はベリーのスムージーを店員に頼み、
「目が訴えてたから」
と微笑んだ。
頼んだドリンクができあがり、二人は席についた。
俊彦は一言お礼を言うとスムージーに口をつけた。
「うまい!やっぱり夏はかき氷だな〜」
「スムージーはかき氷じゃないけどね、確かに似てるかも」
笑顔な俊彦に頬杖をついて和彦は笑った。
「夏といえば 僕 でしょ、関ちゃん」
「へぇ????」
一瞬眉をあげてその後すぐにニヤリと笑い俊彦は
「確かに和彦さん夏の男って感じしますもんねっ!」と言った。
「ありがと。で、本題なんだけど…関ちゃん行かない?海。」
「海…ですか」
「サーフィンするのもいいし、単純に海水浴もたまにはいいんじゃない?羽をのばしてさっ」
「海、かぁ…」
海にはしばらく行ってない俊彦にはもってこいなお誘いだった。
「うん、いいですね!海!」
「本当?じゃぁ、今度車出すから、一緒に行こうか」
「わっ嬉しいなぁ!じゃぁいつ行きましょうか…!」
身を乗り出す俊彦に和彦は心の内でガッツポーズをとったのだった。
――――――――
「で。やっぱりこうなるわけだ」
某地某海へ到着するなり、和彦はため息をついた。
目の前には俊彦と楽しそうに話す後輩の姿が。
偶然にしてはできすぎている。
こんなに広い某地某海に`偶然`遭遇するなんてできすぎている。
「`奇遇`ですね、和彦さん」
にっこり笑うのは速水奨。
柄物のカッターシャツにジーンズ、日射しに備えてかサングラスをかけている。
「`奇遇`…ね」
和彦もにっこり笑顔で対応する。
「全く…何処でこういう情報を仕入れてくるもんかね」
「なんの・・ことですか?」
笑顔で答える奨に和彦は内心で「確信犯め」と舌打ちした。
和彦が腕をくんでわいわいと話す俊彦を遠目で見ていると
それに気づいてか
「じゃ!奨さん、楽しんでくださいね!」
と、一通り話しをおえた俊彦がパタパタと和彦のもとへとやってきた。
奨としてはこのまま俊彦と一緒に行動するつもりであったため予想外だった。
「あれ、関ちゃん・・・」
名残おしく伸ばした手だがそれを俊彦の背中越にみると和彦はフン、と鼻で笑った。
「じゃぁ、行こうか。関ちゃん」
さりげなく和彦が俊彦の肩を抱こうとしたが、俊彦にかわされてしまった。
「僕、海くるのすごく久しぶりなんですよー!」
笑顔で子供のようにはしゃぐ俊彦に苦笑しつつも
「BBQでもしにいこうか?」
と声をかける和彦であった。
そしてポツンとおいていかれた奨は、
「海の次は、山・・・かな」と呟いた。
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10.09/27
夏なのに!夏なテーマなのに!
季節外れ過ぎてすいませんでした!
本当は水着で〜〜とか、いろいろ考えていたんですが!
長くなりそうだな・・と、カッツ!←
当サイトのSSはサックリよめる、がモチーフなもので;−−
っていうのはタテマエで私が長文かくとわけわかんなくなるので!
ゴメンナサイ!
でも和彦→俊彦←速水がかけてよかったです!!
うまくかけないのがもどかしい。うおおおでも無意識小悪魔な関さんがすきなんです!!!!!!
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