星屑の煌めき




(ラブライブ!/にこ)太陽のように虚栄に乾いている




「ちょっとザビ子、なによこれ」

「え、なに、にこちゃん」

「なに、じゃないわよ。なんでにこの衣装がこんなもっっさいだっっさいきぐるみ系なわけ!?」

「ええええーーーー、衣装担当私と違うし管轄はことりだよぉぉぉ?」

「アンタも衣装原案担当してるでしょうが。アンタにも責任があるっていうかアンタにしかないわよこの場合!!!!」

「ひぇっ、にこちゃんクールクール、落ち着いて……。いやうん、全面的に私もちょっと悪ノリが過ぎたかなぁって思うけど、まさかそれをそのまま忠実にことりが作るとか考えもしなかった。
次の曲のイメージに、童話モチーフにしようって話してたらあらぬ方向へ飛躍してこうなった、反省と後悔は私はしている。すみません」

「すみませんで済んだら大会出場出来るわけ? まったく、熱心に話し合うのは良いけどあんまり根詰めるなって言ったでしょうに。
ザビ子もことりも、ちゃんと休みなさいよ。纏まる話も纏まらないわよ」

「にこちゃん……イケメぇン、やっだマジ矢澤先輩イケメぇン、ひゅーひゅー」

「────ザビ子、ふざけてないでマトモな衣装大至急作り直してきなさい!!」





◇ ◇ ◇






「にこちゃーん、作り直してきたよー」

「意外と早かったわね。ちゃんと可愛いにこにーに遜色しない可愛い衣装にしてきたのよね?」

「勿の論ですわ、ちゃんと海未ちゃん監修の元可愛くてみんなに愛される衣装にしてきたつもりです」

「どれどれ。────っ、やれば出来るのに、なんで最初にこれを持ってこないのよアンタは!!」

「ごめんてー、ちょっと深夜テンションで話してたらおかしな事になっただけじゃーん、可愛いにこちゃん笑って許してー」

「アンタのその態度はものすっごくムカつくけど、まあ、この可愛い衣装に免じて許してあげるわ。
にこにーの寛大な措置に感謝することね。ヘアメイクはまたザビ子に一任しても良いのよね?」

「ありがとにこちゃーん、ありがとうー。勿論です、μ’sのヘアメイク担当はこの私を於いて他には居ないのでーす」

「絵里といい、ことりといい、迷走しすぎないでよね」

「だいっじょーぶ。今回は童話モチーフってさっきも言ったけど、にこちゃんは赤ずきんちゃんなのね、だからあんまり赤ずきんのイメージを崩さずかと言ってにこちゃんの持ち味を殺すことなくヘアメイクしていく訳。
髪型はいつものツインテで良いとして、アクセとメイクはいつもより甘めでいくよ、ピンクのシャドウとブラウンで目元を際立たせて────……」

「はいはい、そういう話はことりとして貰える。にこに熱弁されても困るにこ〜」

「あっとごめーん、つい。
じゃあ一回袖通してもらってもいいかな、最終チェックを済ましたいし」

「良いわよ。折角可愛いにこに負けず劣らずな衣装なんだもの、更に可愛くしてもらってにこも更に可愛く目立つわよ!!」

「流石だにこちゃん。私も負けないぞー!! 可愛いにこちゃんを際立たせつつも衣装の存在感と小物を魅せていきたいわー!!」









































































貴女の笑顔が私の活力なのよ!

「ふおおお、にこちゃんやっば!! 似合い過ぎ!! え、ちょ、なにこの可愛いもの!!?? やばくない?! やばいやばい、この世のものとは思えない!! カメラカメラ、ちょっと私のスマホどこ行った!?!?」
「……っか、可愛い〜、こんな可愛い衣装が着られるなんて、嬉しいな……」




































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あきゅろす。
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